おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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杏仁豆腐　喜楽　～Mondayの誘惑～

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テーマ：美味しいお店を教えて！(16966)

カテゴリ：市原市　中華・ラーメン

クラシカルな中華料理屋さんだ。取り分けスタイルが主流だった頃からの名残りで、一品ものの値段がそれなりにしてしまう。今はもっとボリュームとプライスを抑えて、少人数対応するのが一般的となっているのだが。そのスタイルを、いぜんとして崩してない。

しかし。ここでの主目的はそちらではない。中華ドルチェ代表格の「杏仁豆腐」こそ、ここでのスターと呼ぶべきものだった。石原軍団における裕次郎、ＬＡギャラクシーにおけるベッカム、ディズニーにおけるミッキー、鴨シーにおけるシャチのオスカー、のど黒あめＣＭにおけるのど黒ちゃんなどと同格の位置にある。

７－１１で見るカップタイプではない。またプリン的な一山タイプでもない。不揃い角切のピース群がシロップに漬かった、威風堂々・古典中の古典たる代物だった。

スプーンですくうと、生きている金魚のようにふるえる。その微細な動きからすぐに、これが並でないことを感得できる。ある意味「ゆるい」のだが、それは希薄方面に振られたゆるさではなく、口に含んだ際に、その内懐で軽妙かつプルンとするためにコントロールされた機能的な軟質化なのである。

それは、個として絶妙のバランス位置で立ちつくしている。まろやかさや滑らかさが至上命題であるにもかかわらず。それを現代風アレンジで堕していかない。小粒ながらも、セルフで長矩形をキープできている。誰にもすがらず、プリン型にも頼らず、それぞれ各個としてソリッドしていた。

味わいは、あっさりしていながら濃密。濃厚でいながら清涼。さっぱりしていながらクリーミー。乳系というよりもっと本格的な杏質系。しなやかで香り高い。中華系のお店として、これは例外側に属する。料理のほうには力を注ぎながら、この〆で手を抜いている店は、数えきれないほどある。

テイクアウトも可能なのだが。それより私は、月曜来店のほうをお勧めしたい。サービスデーと銘打って、全員にこの逸品が提供される。これを味わうためだけでも、立ち寄る価値はじゅうぶんあると思うのだが。どうだろうか。

画像は、日替わりランチ（上）と冷し坦々麺（下）
喜楽　ランチ

「中華菜館　喜楽」（きらく）
市原市南国分寺台５－２－４
アクセス：市役所通り　タイヤ館の先右側　Ｐ（カネダイの裏側/１８台）
電話番号：０４３６－２１－９０５０
営業時間：１１：００－２２：００（ＬＯ）/
定　　休：無休/不定休/
客　　席：テーブル９卓/座敷あり/宴会場あり/
利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/宴会向き/
料金支払：あと払い/カード払い不可/
メニュー：【ランチ】（１１：００－１４：００）
　　　　　　日替わりランチ８４０/飲茶ランチ８４０/コーヒー１０５/
　　　　　【麺類】
　　　　　　ラーメン６３０/わんたん６３０/チャーシュー麺９５０/五目そば９００/
　　　　　　もやしそば９００/坦々麺９５０/広東麺９５０/とりそば９５０/
　　　　　　ちゃんぽん９５０/海老そば１０５０/ふかひれそば１８９０/
　　　　　【点心】
　　　　　　特製焼売４２０/もち米肉団子５３０/春巻５３０/いか団子５３０/
　　　　　　焼餃子５３０/ごま団子５３０/
　　　　　【単品】【肉類】（価格はすべて小サイズ/中サイズもあり）
　　　　　　酢豚１５７５/豚肉のうま煮１５７５/回鍋肉１５７５/肉団子１５７５/
　　　　　　麻婆なす８４０/鶏の唐揚１５７５/鶏のチリソース１５７５/
　　　　　　中華風焼鳥１７８５/棒々鶏１４７０/
　　　　　【海鮮類】
　　　　　　海老ちり１７８５/海老のうま煮１５７５/小海老の天ぷら１５７５/
　　　　　　大正海老の唐辛子炒め１５７５/
　　　　　【前菜】
　　　　　　ピータン９４５/くらげの酢の物１４７０/ザーサイ２１０/焼豚１４７０/
　　　　　【ふかひれ】
　　　　　　ふかひれスープ３１５０/鶏ふかひれスープ３１５０/姿煮５２５０/
　　　　　【コース】（要予約）
　　　　　　３１５０/４２００/５２５０/＋２５００でふかひれ姿煮付/
　　　　　【甘味】
　　　　　　ごま団子５３０/日替わりアイス３２０/杏仁豆腐２８０/
　　　　　【飲物】
　　　　　　ビール大びん７８８/生ビール（中）６３０/日本酒６３０/生酒９４５/
　　　　　　杏露酒４２０/コーラ２６３/オレンジ２６３/ジンジャエール２６３/
　　　　　　ブレンドコーヒー３１５/アイスコーヒー３１５/　　　　
評　　価：☆☆☆☆
　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車４）

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