2008年11月11日
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カテゴリ: 本・マンガ
学校の図書室で借りてきた本。

泣けた~(涙)。

 三浦綾子「塩狩峠」

最初は仏教徒だった主人公が、キリスト教に目覚めていく。
そして、北海道の塩狩峠での列車事故に遭う…。
実話を元に書かれた作品です。
私は、無宗教派なので、特に何を信仰とかはないのですが、この小説には泣かされました。


でも全く関わりはナシ。
私は仏壇に手を合わせ、墓に花を飾る程度の信仰しか持っていません。
お正月には神社に初詣に行き、お盆には盆踊りを楽しみ、クリスマスを祝う。
そんな、日本に生まれた、ごくごく普通の無宗教主義者です。
あえて言うならば、日本神道の、八百万の神様を信仰してるとでも申しましょうか。
要は何でもござれって感じなのですが。

三浦綾子の本は初めてではありません。
氷点 」「 続 氷点 」を読んだことがあります。
こちらは、『原罪とは何か』ということについて掘り下げた作品でした。

感動もありました。
細川ガラシャ夫人 」も読みましたが、こちらはキリスト教が禁教とされる前の時代の話で、何ともいえぬ寂寥感がありました。
どの作品にも、芯になる部分に、キリスト教の教えが織り込まれています。
偉大だと思いながらも、今一歩踏み込めない、そんな部分をも書き込んであります。

それを認めながら、読み終わりました。
一歩引いたまま読むべきか、それ以上に踏み込むか、それは読んだ人次第。
読むこと自体は、とても考えさせられる本なので、オススメです。
読み終わってから、冷え冷えとしつつ、熱のこもったスッキリ感も、この人独特の読後感。
氷点 」から入られることをおすすめします。








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最終更新日  2008年11月12日 15時56分33秒
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