保育事業部@カルテット

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2016.08.25
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こんにちは。カルテット保育事業部の後藤です♪

日本知育玩具協会理事長でもある、保育環境コンサルタントの藤田篤が、
発達障がいの当事者のこよりさんをお呼びして、対談講演を開催しました。

保育環境コンサルティングの際にも、必ずと言っていいほど、
発達障がい児のケアが保育室の課題・テーマとしてあがってきます。

発達障がいの子どもたちが、育ちの中でどんなことを感じ、悩み、そして助けを必要としているのか…
どれだけ考えても、想像だけで理解することはできません。
だからこそ、今回、その当事者であるこよりさんから直接のお話を聞いていただける場を設けました。

北海道大学在学中、市立札幌病院清療院に通い、自閉症児の遊戯療法の参加していた藤田理事長。

今回お呼びしたこよりさんは、アスペルガー症候群・ADD (注意欠陥障がい)との診断を受けてます。
拍手などの大きな音や、突然声をかけられたりすることが苦手で、そのことが大変なストレスになったり、パニックの原因となったりします。
そのことについて、受講生の皆さんと共通の理解を持った上で、対談はスタートしました。



こよりさんは終始大変穏やかに、そして率直に自身の経験や周囲の人々との関わりを語ってくださいました。
小学生の頃、周りが子どもっぽく見えて馴染めなかったこと…
勉強に関しても得意不得意の偏りが大きく、先生や母親の理解を得られず苦しんだこと…

児童精神科医の佐々木正美先生も、藤田理事長との対談で以下のようにおっしゃっていました。
「子ども時代・学校時代ほどできないことを気にされてしまうのですよね。大人になったらそんなことはないのですけどね。」※

さらに佐々木正美先生はこのように続けます。
「小さい時ほどまんべんなくできることが当たり前だという発想で私たちは教育をついしがちです。そういうバランスのとれた子が非常に多いですけれども、中にはそうでない子どもがいて、苦しむんですということを知って、そこで苦しめないで大きくしてあげるということが大人になってからどれくらい価値があるかということを(知っていて欲しい)。」※

今回のこよりさんからのお話は、まさにこの通りでした。

しかし、大人になっていくにつれ、偏りが良い意味で気にされなくなっていきました。
就職してからは自身の特性が大いに活かされ、毎日仕事が楽しくて仕方なったたというお話も。

まさに”大人になったらそんなことない”んです。
それなのに、そのことを知らずに私たちは無理解や焦りから子どもの”できないこと”に目を向けてしまいがちです。

また機会を設けて、このような勉強会を開催していきますので、


※引用: 佐々木正美・藤田篤 対談DVD『子育て 思春期 青年期を見据えて』『子育ての基本を見直す』





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最終更新日  2016.08.25 16:13:48
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