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光源氏は夢の中で、藤壺の亡霊に「私のことを他人にペラペラ話すなん て最低!」と責められるのですが、光源氏は藤壺に会えたという気持ち が大きく、嬉しくて仕方がありませんでした。しかし、夢の途中で紫上 に揺り起こされ、目が覚めてしまいます。 「あ~ぁ、もうチョットあの夢を見続けてたかったな~。南無阿弥陀仏」 という光源氏のつぶやきで、朝顔の帖は幕を下ろすのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆藤壺 = ふじつぼ ☆紫上 = むらさきのうえ
May 15, 2006
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朝顔の姫君にフラれた光源氏は、その日、自宅の庭に降り積もった雪を 紫上と一緒に眺めながら、しみじみと昔の思い出を語り出しました。 光源氏「義理の母、藤壺さまは完璧な女性でした。」(´~`) 紫上「そうみたいですね…。」 光源氏「アナタは彼女の姪なんだから、見習ってもう少しヤキモチ焼き の性格を直してくださいよ。」(・3・)~♪ 紫上「は~い…。」 光源氏「朝顔の姫君は、話し相手として素晴らしい女性です。」(*´ー`) 紫上「………。」 光源氏「あんなにピュアな人は都のドコを探してもいないだろうなぁ…」 紫上「ピュアといえば、朧月夜の姫もピュアな人で有名でしたのに、 たしか…、何故か…、光源氏さまと噂になってましたよね…?」 光源氏「朧月夜の姫か…。うししし…、艶かな美女でした。」(*^m^*) 紫上「………。」 光源氏「明石の君は田舎育ちにしては気品ある女性でした。」(´ρ`) 紫上「………。」 光源氏「花散里はおっとりとしているのが美点ですね。」(*´▽`*) 紫上「………。」 光源氏「それに、ペラペラペラペラ…。」ヾ(´▽`;)ゝ 紫上「………。」 と、次々に出てくる元カノ達と比べられて、 ますます気持ちが滅入ってしまった紫上なのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ(32歳のイケメン貴族) ☆紫上 = むらさきのうえ
April 4, 2006
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ある日、光源氏は朝顔の姫君に「君を愛してる。! そして今の気持ちは 将来も変わることは無いだろう」と甘い言葉でプロポーズしてみますが、 「アナタとは男女の仲を超越した友人でいたいの… 」と完全にフラれ てしまいます。光源氏は悔しいやら恥ずかしいやらで、トボトボと紫上の 待つ屋敷へ帰って行くのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ(32歳のイケメン貴族) ☆朝顔の姫君 = あさがおのひめぎみ ☆紫上 = むらさきのうえ
March 16, 2006
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狙った獲物は何が何でも逃さない!! 光源氏は今日も朝顔の姫君を自分に振り向かせようと意地になって、紫 上に「仕事が遅くなるから」とか「叔母の体調が悪いので」などと嘘を ついて、朝顔の姫君に猛アタックを開始します。紫上は悲しくなって、 光源氏に怒ったり無視したりするのですが、それも逆効果…。どんどん 離れて行く光源氏の背中を眺めながら、涙を流す日々が続いていました。* 今回は挿し絵つき朝顔の姫君にセッセと恋文を贈る光源氏…の図【登場人物】★=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★紫上 = むらさきのうえ ★朝顔の姫君 = あさがおのひめぎみ
February 9, 2006
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光源氏は朝顔の姫君の屋敷を訪れたものの、彼女は世間話をするだけで 2人の関係が進展する気配はありません。そんな彼女の態度が、ますま す光源氏の心に火がつきます。その頃、紫上の耳にも「光源氏が朝顔の 姫君を狙っている…」という情報が入り、またまた三角関係が勃発して しまうのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ(32歳のイケメン貴族) ☆朝顔の姫君 = あさがおのひめぎみ ☆紫上 = むらさきのうえ
January 6, 2006
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光源氏は十数年もの間、朝顔の姫君(光源氏のいとこ)に恋文を送って いたものの、彼女は賀茂神社で神様にお仕えする仕事をしていることも あって異性との交際は禁止されており、光源氏との関係は鳴かず飛ばず でありました。ところが今回、朝顔の姫君が仕事を辞めて都に帰ってい るという噂が耳に入ってきたのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ(32歳のイケメン貴族) ☆朝顔の姫君 = あさがおのひめぎみ
December 24, 2005
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突然の冷泉帝からの「帝の位を譲りたい」宣言に、光源氏は不思議に思 いながらも、父と藤壺の遺言を思い出して、「私は冷泉帝を守って行く ことに生涯を捧げるつもりだ!(それがアナタの母との約束だから…)」 と、キッパリ断ったのでした。 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★冷泉帝 = れいぜいてい(光源氏と藤壺の1夜の過ちで産まれた子供) ☆藤壺 = ふじつぼ(冷泉帝の母)
November 7, 2005
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藤壺の死後しばらくして、冷泉(13歳にして天皇)は、お喋りな僧侶 から自分が「帝(光源氏の父)の子供」ではなく「光源氏と藤壺が一夜 の過ちを犯してできた不義の子」だという出生の秘密を知らされます。 驚きを隠せない冷泉は、光源氏に帝の位を譲りたいと言い出すのでした。 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆藤壺 = ふじつぼ ★冷泉帝 = れいぜいてい(本人は今まで、光源氏を兄だと思っていた)
October 14, 2005
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光源氏の永遠のマドンナ「藤壺」は、病をわずらって寝たきりになって しまいました。お見舞いに駆けつけた光源氏に、彼女は「息子の冷泉帝 を、くれぐれも宜しくお頼みします…」と遺言しながら息を引き取るの でした。空には悠々と薄紫色の雲(薄雲)が、たなびいていました。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆藤壺 = ふじつぼ ★冷泉帝 = れいぜいてい(光源氏と藤壺の子供だけど、本人は知らない)* 今回は挿し絵つき藤壺の死を嘆き、ひとり夕陽を眺める光源氏…の図
September 30, 2005
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光源氏は明石の君から幼い姫君を奪い取った罪悪感と、彼女の寂しさを 気遣ってか、今までよりも頻繁に恋文を送ったり別荘を訪れるようにな りました。いつもなら紫上がヤキモチを焼いて大変なのですが、子育て に夢中の紫上は性格も寛大になり、どうなる事かと思われた三角関係も ひとまず丸く収まるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ☆明石の君 = あかしのきみ ☆明石の姫君 = あかしのひめぎみ
August 28, 2005
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光源氏が「明石の姫君」を引き取る日がやって来ました。何も知らない 姫は「お母様も、早く車に乗って~♪」と大はしゃぎです。そんな姫を 明石の君は泣きながら見送るのでした。一方、光源氏が幼い姫を連れて 帰ると紫上は大喜びでお出迎え。仲の良い母子としての新生活が始まり ました。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ☆明石の君 = あかしのきみ ☆明石の姫君 = あかしのひめぎみ* 今回は挿し絵つき2人の侍女に抱かれて牛車に乗り込む赤ちゃん(明石の姫君)…の図※ よく見ると、後の女性は「守り刀」と「お人形」を運んでいます。
August 19, 2005
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光源氏は罪悪感を感じながらも、明石の君の屋敷を訪れて「明石の君の 娘を引き取って紫上との養女にしたい…」と本音を打ち明けました。 可愛い娘を失う寂しさでポロポロと泣き崩れてしまう明石の君(泣)。 しかし、母親からも「姫の将来を考えて決めなさい」とアドバイスされ て、ようやく首を縦に振らさせるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ☆明石の君 = あかしのきみ ☆明石の姫君 = あかしのひめぎみ ☆明石の君の母親 = あかしのきみのははおや
August 10, 2005
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明石の君との秘密のデートからご機嫌で戻ってきた光源氏は、自宅で待 っていた紫上をなだめるのに一苦労でした。彼女のご機嫌を取ろうとし て「明石の君が生んだ幼い娘を、紫上の養女にして一緒に暮らすのって どうかな?」と相談します。子供が大好きな紫上は大喜びで快諾するの でした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ☆明石の君 = あかしのきみ
July 20, 2005
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「明石の君」に逢いたくて仕方のない光源氏は、とうとう「紫上」に嘘 をついて泊まりに行きました。2人は待ちに待った再会を喜び合い、琴 を弾きながら思い出を語り合いました。また、光源氏は初めて見る自分 の娘の可愛さに「この娘をこのまま連れて帰りたい!」と考えるように なるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆明石の君 = あかしのきみ ☆紫上 = むらさきのうえ
July 12, 2005
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とうとう田舎から、シンデレラ・ヒロイン「明石の君」が上京してきま した。大喜びの光源氏(31)は彼女に逢いに行こうと、下手な言い訳を 考えたり「紫上」のご機嫌を取ったりしますが、なかなかチャンスは見 つからず、外泊許可がもらえない日々が続くのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ☆明石の君 = あかしのきみ* 今回は挿し絵つき光源氏を待ちわびて琴を弾く明石の君…の図
July 3, 2005
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光源氏が建設していた二条院(彼の妻たちを住まわせる夢の豪邸)が完成 し、お気に入りの美女達も続々と集まって光源氏は大満足です。そのドタ バタに乗じて、光源氏は「明石の君」を二条院へ呼び寄せようとしますが、 彼女は光源氏の期待に反して、少し離れた屋敷に引っ越してくるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆明石の君 = あかしのきみ
June 27, 2005
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***** 1回戦 ***** 光源氏「『竹取りの翁(竹取物語)』でございます(^o^)」ギャラリー「かぐや姫の神のような気品は、女の理想です。最高~!」 審査員「なるほど…。」(^。^)y-。oO 頭中将「沢山の殿方がフラれる話なんて面白くなーいッ!(`Д´)」 審査員「なるほど…。」(^。^)y-。oO 頭中将「私の方は『宇津保の俊蔭(としかげ)』でございます」 審査員「ほほう…、これは『宇津保物語』の絵ですな…。」ギャラリー「主人公が世界を旅して音楽家になったというお話ですね」ギャラリー「かぐや姫なんかより優れた近代小説です。素敵~!」 審査員「なるほど…。」(^。^)y-。oOギャラリー「絵の中に異国の景色が描かれていて面白いですな…!」 光源氏「むむむ… (-゛-メ) 」 ***** 2回戦 ***** 光源氏「『伊勢物語』でございます(^o^;)」 頭中将「『正三位物語』でございます(^o^;)」ギャラリー「『正三位』のヒロインは宮中でお勤めされてましたから、 伊勢の海辺と較べたら雲の上の存在です。最高~!」 審査員「なるほど…。」(^。^)y-。oOギャラリー「『伊勢物語』は伝統ある短編集です。最高~!」 審査員「なるほど…。」(^。^)y-。oO ***** 中略 ***** …といった感じで、いっこうに勝負は終わりません。 ***** 最終戦 ***** 光源氏「では、この『須磨の絵』はどうでしょう?」ギャラリー「オオオオォォォ!(一同、大絶賛!)」 光源氏「この絵は私が描いたものです。(*^-^*)」ギャラリー「オオオオォォォ!(またまた大絶賛!)」ギャラリー「所々に日記とか和歌が書かれてたりして最高~!」ギャラリー「楽しい和歌、悲しい和歌、絵も芸術的ですわ~♪」 頭中将「ガックリ」┏(-_-;)┓ 審査員「なるほど…。光源氏と秋好中宮の勝ち~!」(^。^)y-。oO* 今回は挿し絵つきこれぞ日本初!の「絵合わせ対決」…の図
June 5, 2005
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光源氏と頭中将は親友であり永遠のライバルです。今回も2人は「どちらの持っている絵が素晴らしいか、いっそ品評会を行おう!」と冷泉帝・藤壺・その他大勢の人々に判定を任せて、とうとう日本の歴史上、初となる「絵合わせ対決」が開催されることになりました。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★頭中将 = とうのちゅうじょう(親友でありライバル) ★冷泉帝 = れいぜいてい(現在の天皇さま 11歳) ☆藤壺 = ふじつぼ(冷泉のお母さん)
May 29, 2005
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光源氏は冷泉帝と秋好中宮が絵画という共通の趣味を持っていると知って、2人の話題作りのためにタンスの奥から秘蔵の絵画を引っ張り出して選んでいました。その噂を聞いた頭中将も、負けじと画家を雇って冷泉帝の気を惹く絵を描かせ、光源氏に対抗し始めます。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★冷泉帝 = れいぜいてい ☆秋好中宮 = あきこのむちゅうぐう(養女) ★頭中将 = とうのちゅうじょう(親友・ライバル)
May 26, 2005
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光源氏は六条御息所から任された養女「秋好中宮」を冷泉帝と結婚させたものの、既に冷泉帝には可愛い妻(頭中将の娘)がいました。しかもこの2人は仲良く暮らしているということを知り、光源氏は養女と親友とのジレンマに苦しむのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆秋好中宮 = あきこのむちゅうぐう(六条御息所の娘) ★冷泉帝 = れいぜいてい(現在の天皇さま・なんと11歳) ★頭中将 = とうのちゅうじょう(光源氏の親友) ☆頭中将の娘 = とうのちゅうじょうのむすめ(冷泉帝の妻)
May 22, 2005
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夫の亡き後、義理の息子たちは次第に空蝉を無視するようになっていきました。ただ息子のひとり・河内守だけは、下心から未亡人となった空蝉に言い寄り始めます。光源氏からも再び恋文が届くようになって、空蝉は世間に嫌気が差したのか、とうとう出家して尼僧になってしまいました。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆空蝉 = うつせみ ★河内守=かわちのかみ(義理の息子のひとり)
May 8, 2005
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空蝉は人妻といっても、若くして後妻になった(バツイチの男性と結婚した)というだけで、肝っ玉かあさんの貫禄はまだありません。ある日、空蝉の夫は息子たちに「彼女を実の母と思って大切にするように」と遺言して亡くなりますが、義理の息子たちは日に日に空蝉を無視するようになっていくのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ☆空蝉 = うつせみ ★空蝉の夫 = うつせみのおっと ★義理の息子たち = ぎりのむすこたち
May 1, 2005
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光源氏は偶然すれ違った空蝉に「アナタをお迎えに来たんですよ~♪」と、いつもの調子で話しかけました。しかし、そのセリフは誰がどう聞いても薄っぺらい社交辞令だったので、彼女は光源氏との間にできた深い溝を痛感してムカムカ! 未練がましい自分にもムカムカ…!!そうこうしている間に光源氏の牛車は通り過ぎて行ってしまったのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆空蝉 = うつせみ
April 24, 2005
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かつて光源氏が想いを寄せた人妻・空蝉は、夫と共に転勤していましたが、 任期が終わって都へ戻って来ることになりました。ちょうどその頃、光源 氏もお寺へお参りに出掛けていたので、2人は関所の近くの道で偶然すれ 違いました。実に12年ぶりの再会でした。* 今回は挿し絵つきお寺へお参りに出掛けた光源氏一行(右)は、関所の近くで空蝉の牛車(左)とすれ違う…の図
April 19, 2005
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かろうじてボロ屋敷で生きていた末摘花と(偶然)再会を果たした光源氏は、 彼女がズ~っと一途な気持ちで自分を待っていたことに感動して、それから は誰もが羨ましがる程のプレゼントを贈り続けるようになりました。 さらに末摘花は2年後に光源氏の豪邸の東院に迎えられ、援助に恵まれな がら死ぬまで幸せに暮らしたといいます。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆末摘花 = すえつむはな* 今回は挿し絵つき末摘花の屋敷を探索する光源氏の家来・惟光…の図
April 10, 2005
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物語は、光源氏が「自己謹慎」を終えて都へ帰り咲いた数年後のお話です。 ある日、光源氏はデートに出かける途中、ボロボロに荒れた一軒の屋敷の 前を通りました。どうも見覚えがある場所だと眺めていると、ここが末摘 花の住んでいた屋敷と気づきます。実は彼女のことを完全に忘れていた光 源氏。さっそく家来の惟光に人が住んでいないか調べに行かせるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆末摘花 = すえつむはな ★惟光 = これみつ(光源氏の家来)
April 5, 2005
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物語は光源氏が須磨に「自己謹慎」していた頃(3年前)から始まります。 末摘花は、光源氏からの経済的な援助で生活していた女性です。しかし光 源氏が須磨へ引っ越してしまい、連絡も生活費も途絶えてからは、庭の草 木は伸び放題で、屋敷は荒れ果て、家来たちも次々と辞めて行ってしまい ました。* 今回は挿し絵つき 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆末摘花 = すえつむはな
March 29, 2005
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愛人・六条御息所が亡くなり、その娘「秋好中宮」の保護者となった光源 氏でしたが、ある日、兄の朱雀が彼女を妻の一人にしたいと言い出しまし た。光源氏は彼女にとって(自分にとっても)一番幸せな将来を考えた末、 病弱な朱雀よりも若い冷泉帝と結婚させることに決めるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆秋好中宮 = あきこのむのちゅうぐう ★朱雀 = すざく(病気のため隠居生活中) ★冷泉 = れいぜい(現在の帝・11歳)
March 18, 2005
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伊勢へ引っ越した愛人・六条御息所が、娘の「秋好中宮」を連れて都へ戻 ってきました。さっそく逢いに出かけた光源氏でしたが、なんと六条御息 所は重い病気にかかっていて、「娘のことを頼みます。でも絶対に手は出 さないでね…」と遺言して死んでしまうのでした。ショック!!【登場人物】☆=女性 ★=男性 ☆六条御息所 = ろくじょうのみやすんどころ ☆秋好中宮 = あきこのむ ちゅうぐう(けっこう美少女) ★光源氏 = ひかるげんじ* 今回は挿し絵つき光源氏、六条御息所の娘を励まそうと手紙を執筆中 …の図
March 15, 2005
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ある日、光源氏はたくさんの家来を引き連れて、大阪の住吉大社にお参り に出かけました。偶然にも同じ日、明石の君も住吉大社に来ていて、遠く から光源氏を発見します。しかし立派な姿の光源氏との身分の差を痛感し た彼女は、死ぬほど会いたい気持ちも我慢して立ち去るのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆明石の君 = あかしのきみ* 今回は挿し絵つき大阪・住吉大社に参詣する光源氏(画面中央)と、明石の君(画面右上の船の中)
March 10, 2005
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都での暮らしが落ち着いてきた光源氏は、いつも控え目で我慢してくれて いる恋人・花散里を自宅(二条院)へ引き取ろうと考え始めます。そこで 「紫上に赤ちゃんが生まれた時の家庭教師として迎えるのならヤキモチは 焼かれまい…。いずれは他の愛人たちとも1つ屋根の下で暮らせれば…」 と夢見て、さっそく屋敷の増築工事を計画するのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆花散里 = はなちるさと(昔からの恋人) ☆紫上 = むらさきのうえ(愛妻)※ 今回は挿し絵つき 久しぶりに花散里を訪れる光源氏…の図
March 5, 2005
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明石の君に娘が生まれたニュースを、愛する紫上に隠し通すなんて無理! と観念した光源氏は、事実を紫上に告白します。しかし予想以上に激怒す る紫上をなだめることなど不可能で、とうとう光源氏は涙ぐみながら己の 悪癖を深く反省するのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆明石の君 = あかしのきみ(妻 in 兵庫) ☆紫上 = むらさきのうえ(妻 in 京都)
March 2, 2005
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藤壺の息子「冷泉(11歳)」が元服(成人)したことで、病気がちな朱雀帝 は天皇の位を彼に譲りました。その縁あって光源氏は内大臣に昇進し、お まけに明石の君に可愛い女の子も生まれて幸せいっぱいのムードで「澪標 の帖」は幕を開けるのでした。 ※ちなみに「内大臣」とは左大臣・右大臣に並ぶ程の役職です。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★朱雀 = すざく ☆藤壺 = ふじつぼ ★冷泉 = れいぜい(父親が光源氏というのはナイショ!) ☆明石の君 = あかしのきみ
February 24, 2005
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都へ戻ってきた光源氏は、真っ先に最愛の妻・紫上のもとへ向かい、ます ます綺麗になった彼女と再会を果たします。しかも、朱雀帝から以前より 重要なポスト(権大納言)を授かったり…と、辛かった「須磨・明石の旅」 も、なんとなく結果オーライという感じで幕を閉じるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ ★朱雀帝 = すざくてい
February 14, 2005
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都に台風が上陸しました。さらに政権を握っていた右大臣も病死してパニ ック状態です。朱雀帝は「これは光源氏にイジワルをした天罰か?!」と 反省し、光源氏の帰京を指示します。その知らせを受けて、光源氏は明石 の君に涙ながら別れを告げて都へ舞い戻るのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★右大臣 = うだいじん ★朱雀帝 = すざくてい ☆明石の君 = あかしのきみ(光源氏の子供を妊娠中)
February 9, 2005
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身分の違いを気にして求愛を拒み続ける田舎娘・明石の君…。しかし彼女 の美貌が、愛人・六条御息所に似たトップレベルと知った光源氏は、ます ます燃え上がります。そして電光石火の如く口説き落として、妊娠までさ せてしまうのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆明石の君 = あかしのきみ ☆六条御息所 = ろくじょうのみやすんどころ
February 3, 2005
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光源氏は明石入道と意気投合して話し込んでいる内に、調子に乗って彼の 自慢の娘(明石の君)との結婚まで約束してしまいます。最初は「田舎娘 なんて…」と面倒がっていた光源氏ですが、何故か仮病まで使って逢いに 来てくれない彼女の態度に、いつしか恋心が芽生えていくのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★明石入道 = あかしのにゅうどう ☆明石の君 = あかしのきみ(明石入道の娘)
January 31, 2005
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光源氏が先帝の夢を見た次の日、明石入道という男が船を飛ばしてやって 来ました。聞くと「光源氏を明石の地へ迎えるのじゃーッ!」と神のお告 げがあったとか…。須磨での暴風雨に嫌気がさしていた光源氏は、これ幸 いと明石入道の誘いに乗って引っ越すことにしました。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★明石入道 = あかしのにゅうどう
January 26, 2005
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光源氏を襲った嵐は何日も続き、落雷で屋敷までもが焼けてしまいました。 自分の不運を嘆いていた光源氏はある夜、夢の中で亡き父の亡霊に会って 「きっと住吉の神のご加護があるから元気を出しない!」 と励まされるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★亡き父 = なきちち(先帝)
January 22, 2005
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「自己謹慎」と称して光源氏が須磨へ引っ越してきてから1年が経った ある日、かつてない巨大な暴風雨が須磨の浜辺を襲います。逃げまどう 海女たち、吹き飛ぶボロ家…。許しがでるまで都へ帰ることもできない 光源氏は、この地での「死」を予感するのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ
January 13, 2005
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須磨での生活で、光源氏の唯一の希望は都にいる恋人たちに手紙を贈る ことだけでした。ふと横を見ると、家来の良清もせっせとラブレターを 書くのに夢中の様子。しかもその相手の女性が明石の国(須磨の近く) に住んでいると知って、眠っていた光源氏の悪癖が騒ぎ出すのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ★良清 = よしきよ(光源氏の家来のひとり)
January 9, 2005
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須磨へ引っ越してきた光源氏は、とりあえず仕事も無いので、都にいる 恋人たちに手紙を書く日々を過ごしていました。一方、スキャンダルの 原因となった朧月夜は、朱雀帝に冷たくされることなく、むしろ優しく 愛を語られ、罪悪感で泣き崩れるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆朧月夜 = おぼろづきよ(朱雀帝の婚約者) ★朱雀帝 = すざくてい(光源氏の異母兄)
January 5, 2005
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光源氏との別れを一番悲しんだのは紫上です。2人は夜が更けるまで 寄り添って過ごしました。光源氏は愛の証として全財産の権利を紫上に 託し、数人の家来だけを引き連れて、いざ須磨へ!と旅立ったのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆紫上 = むらさきのうえ
December 31, 2004
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藤壺にとって、光源氏が須磨へ退去するニュースは痛恨の一撃でした。 このままでは藤壺の息子が次の帝になるという話も右大臣家に潰されか ねません。ちょうど別れの挨拶に屋敷を訪れた光源氏は、希望を無くし て泣き崩れていた藤壺を慰め、優しい言葉で励ますのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆藤壺 = ふじつぼ ★藤壺の息子 = ふじつぼのむすこ(光源氏が父親というのは秘密!)
December 26, 2004
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激しく燃え上がった朧月夜との秘密の関係もバレて、彼女の立場を考え ると結果的に迷惑をかけてしまった…と反省しっぱなしの光源氏は「愛 することが罪ならば、恥じることなくその罪を受けよう!」と須磨への 引越しの決心を新たに固めるのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆朧月夜 = おぼろづきよ(右大臣の娘・朱雀帝の婚約者)
December 21, 2004
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須磨への退去を決めた光源氏は、恋人のひとり・花散里の屋敷を訪れま す。実は彼女、光源氏の経済的援助だけで暮らしているので、いつもの 笑顔は消えて、不安いっぱいな雰囲気が漂っていました。そんな様子か ら光源氏は「恋愛だけでなく、私の行動ひとつひとつに様々な人が迷惑 をしているのか…」と悟るのでした。【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆花散里 = はなちるさと
December 17, 2004
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ジワジワと右大臣家(弘徽殿女御)からの嫌がらせが始まりました。 このまま迫害が続けば地位も財産も全て失ってしまう…と不安になった 光源氏は「自己謹慎」という名目で、愛する人達と別れ、ひとり遠く離 れた須磨へ引っ越すことを決意するのでした。←今回はマジで!【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆弘徽殿女御 = こきでんのにょうご
December 13, 2004
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光源氏からホッタラカシにされていた恋人・花散里でしたが、不機嫌な 顔ひとつせず、心から笑顔で光源氏を迎え入れます。そんな優しい彼女 を光源氏は「今の自分には貴重な存在」と感じ、ほっこりとした時間を 過ごすのでした。 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆花散里 = はなちるさと* 今回は挿し絵つき(おたのしみ画像 第11帖 花散里の最終歌)
December 6, 2004
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肩身の狭い生活に苦しむ光源氏は、癒し系の恋人・花散里を久しぶりに 訪ねようと出発します。道中、昔の恋人の屋敷から綺麗な琴の音色が聞 こえたので、ちょっと休憩を…と立ち寄ってみると「どちら様でしたっ け…?」と冷たく門前払いされてしまうのでした。 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆花散里 = はなちるさと ☆昔の恋人 = むかしのこいびと* 今回は挿し絵つき(おたのしみ画像 第11帖 花散里の第1歌)
December 3, 2004
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ある嵐の夜、光源氏は朧月夜の部屋でイチャイチャしているところを右 大臣に目撃されてしまいました。前々から光源氏のことが気に入らない 弘徽殿女御は「このスキャンダルを利用して光源氏の人生をぶっ潰して やる。ウッシッシ~っ!」と計画を練り始めるのでした。 【登場人物】☆=女性 ★=男性 ★光源氏 = ひかるげんじ ☆朧月夜 = おぼろづきよ ★右大臣 = うだいじん(朧月夜のお父さん) ☆弘徽殿女御 = こきでんのにょうご(朧月夜のお姉さん) * 今回は挿し絵つき(おたのしみ画像 第10帖 賢木の最終歌)
November 25, 2004
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