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劇団「紅神楽」を主催する女優・ネコは、クリスマスの夜に・ミケ・を拾ってくる。ミケの得意技は魔術師的にあざやかな“ 料理 ”と“ 推 理 ”。その力で座付き作者、小杉のピンチを何度も救うが、そんなミケにも人には言えない秘密があった・・・

擬人化された猫たちが織り成すドタバタ劇、などではもちろんなく(すみません)料理あり、推理あり、料理ありの連作短編集です。
ちなみに呼び名は、紅林ユリエ=あねご=ネコ、三津池修=ミケ、というダイエットの成果なり。

とにかく、出てくる料理が美味しそう!私は食に対する関心がそんなに高くなく、グルメとも縁遠いヤツですが、それでも、ググッと来てしまいす(笑)。それぞれの完結している短編があり、「あれー、何この話?」という話もあるのですが、最後には全部繋がっていき、一つの長編小説にもなっているという、凝った作り。最後のほうは尻すぼみ的な感じも多少ありますが、全体としてはとても良く出来ていて面白いです。
特に『マイ・オールド・ビターズ』と『バレンタイン チャーハン』(これ最後笑ってしまった)が気に入りました。毛利多喜子こと小杉の憎めないキャラクターもいいし、ネコさんの比喩の使い方も好きです。語り口もソフトで雰囲気もOKだし、北森さんの他の作品も読みたくなりました。

 読書中 『完璧な涙』 神林長平





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最終更新日  2003年03月14日 22時52分46秒
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