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警視庁の刑事、半下石と山田が容疑者のもとに赴く。

しかし、そこには動かぬ証拠があった!

随分と簡単な紹介ですみません。
長さもまちまちの短編11話収録。

メフィスト賞受賞者ということで、勢いと“自分の世界に入りこむ!”感じを期待していたのですが、良くも悪くもかなり普通でした(笑)

最後の最後に全てが明らかに!というのは、
推理小説にとって望ましい形だろうし、より醍醐味も味わえると思います。
その意味では、この試みはなかなか面白いのでは。息抜きにはいいかも。


おそらくわざと典型的なドラマなどでよくありそうなパターンを踏んでいるのだと思いますが、どうも中途半端な気もします。むしろ、『九つの殺人メルヘン』鯨統一郎、『風が吹いたら桶屋がもうかる』井上夢人のように、もっと徹底的にワンパターン化させてみても良かったのではないでしょうか。型に嵌めることにより、逆にバリエーションも拡がるし、ずらした時の意外性も強くなるのでは?
二人の刑事はなかなかとぼけた味を出しているものの、なんだか気が利かないつまらない会話になってしまっているような印象を受けました。

良かったのは、『転校生は宇宙人』(題名の意味は?)と『宿敵』。
あと、他とはちょっと方向性が違うもの何作かも。

短い話に意外性のあるオチをつける、というのは難しそう。
しかも今回はそれにしっかりと照準を合わせているわけだし。
そこに行くまでの過程が退屈に感じてしまったり、無理のある結末も幾つか。
基本的に、ワンアイディアでどれだけ読ませるか?という勝負だと思う。
やはり星新一は凄いよなぁと全く本書とは関係のない思いも。

この本も古本で読みました。読み始めてから、幾つか書込みがあるのに気づいた。各話のラストの一番肝心なページに。もっとも書込みといっても線でなぞるだけなので見ていて気になるほどではなく、逆に「確かめたくなったんだな」と微笑ましく思ったり。
いや、だけど書込みしたものを古本屋に売るな!と一応言っておこう。







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最終更新日  2003年12月07日 22時06分05秒
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