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ブーメラン戦士への至上命令。
「たとえ味方が目の前で次々と撃墜されていったとしても、援護してはならない。自機を守り、収集した情報を守り、どんなことがあっても帰投せよ」
フェアリィ空軍(FAF)、戦術偵察用のスーパーシルフ。
3番機【雪風】に乗る専属パイロット、深井零が飛び立つ!

これも長らく読もう読もうと思っていた本。
はじめのほうはイメージとかなり違った。

偵察機? え、妖精のように舞う、エース機の話じゃないの?と。
(結局、エースというかジョーカーであったわけですが。)
よく見れば簡単な単語なのだが、並べられるとわけが分からなくなるカタカナ攻撃。


“なにかの手違いで人間になってしまった機械”
といわれる深井零もそれほど非人間的には思えないし、“作られた冷徹さ”が見え隠れする。
敵である?異星体【ジャム】がそもそも全くわからない。

うーん、かなり人気ある本のようだが、私には合わないかもしれない。
と思いつつ読み進めていくと、段々と話に入り込んでいき、ラスト2、3章でジャムに対する緊張感が急激に増し、強烈にひきつけられていたことに気づく。

機械って何なんだ? 人間は必要か?
自らがつくりだした機械に駆逐されていく人間、という図式は良く見るが、正体不明のジャムとの戦いによるこの問いの浮き立たせ方に迫力がある。

深井零、雪風の存在感が大きいのはもちろんだが、ブッカー少佐の果たす役割が大きい。FAFでの仕事ぶりも、物語の構成上も。彼がいなきゃ成り立ちません。

もともと、『戦闘妖精・雪風』は1984年に刊行されたもののようだ。
それに加筆訂正があり(改)という新版になったとのこと。
(表記が少々に、ごく一部の修正した程度)


以前読んだ  完璧な涙』  に比べてかなり読みやすかった。
続きがあるようなので、結末がどうなるのかとても楽しみ。
雪風はどこまでも突っ走るのか?かなり気になります!

『戦闘妖精・雪風(改)』 神林長平 ハヤカワ文庫 (2002年4月印刷発行)





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最終更新日  2004年01月19日 12時51分32秒
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