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行き着いた先は・・・・カーニヴァルだった


はじめて読む作家です。
猫のゆりかごさんの感想 (違う作品ですが)を見たのがきっかけです。

はじめは少々取っ付きにくい。雰囲気もなんだか暗い。
(私が読んでいるのはハヤカワ文庫で二刷のもの(1990年)だが、
表紙の暗いタッチの絵がとてもよく雰囲気が出ている)
だが、ホーティが【ジーナ】たちと出会う当たりから、次第にのめり込んでいく。

ホーティが過ごすことになったカーニヴァル(移動見世物)。
客を呼び寄せることにのみ生き甲斐を感じて働く人種、性別、年齢を超えた人々。
特にジーナの存在は、ホーティにとってなくてはならないものとなる。


元医者であり、人間嫌いで読心術の大家。
かつて彼が、ある“二本の木”をみつけたことから「この物語は始まる」、といってもいい。
完全に同一な二本の木。原物と複製。
モネートルは、ある発見をした・・・

そして、
孤児院で手に入れた人形【ジャンキー】と、ホーティの不思議な関係。

一番の謎、【夢みる宝石】 とは?


理解出来ていない部分は多くあるのだろうが、面白かった。
(以前の日記、【「あ~ん」を好きな作品でうめる】の“ゆ”の欄を、『ユービック』とどちらにするか迷ったほど)

こんな設定、どうやって思いつくのだろう?
わざわざ“仲介者”を探す、とか、

【夢みる宝石】。う~ん。


全く未知の世界へ誘われて、
いつの間にか、作者が用意した特別な道筋を辿っている。
自分では決して想像しないようなこと、
作者が本当に自分の思いのままに気ままに好き勝手創り上げた世界を、


わかるわけがないと思う(笑)
普段からあまり考えて読むほうではないので、(いい大人なのに)
この作品が持つ意味とか、狙い、主張など全然気がついていないかもしれない。
でも、楽しめた。
小説を読んで良かったな、と思うのはこんな時。

でいつものように具体的な感想はないまま、終わる。


【 『THE DREAMING JEWELS』  by Theodore Sturgeon (1950) 】

『夢みる宝石』 シオドア・スタージョン 永井淳 訳 ハヤカワ文庫 (1979年10月発行)





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最終更新日  2004年11月14日 23時40分24秒
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