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原作・曲亭馬琴


城主・里見義実は、娘の伏姫の愛犬八房にかけた言葉を思い出す。

「もし里見の一族を救いだしてくれるのなら、おまえに姫をとらせるぞよ」

八房は、どこからか人の生首をくわえてきた・・・


さて、今回読んだのは、講談社『少年少女古典文学館』というシリーズの【22】。
“現代の有力文筆家たちが、いまの言葉でつづる日本の古典”というもの。
監修は、司馬遼太郎、田辺聖子、井上ひさし、とありますからなかなか豪華です。

そもそも『八犬伝』を読んでみようと思ったのは、
山田風太郎の『忍法八犬伝』をより楽しもうという狙いがあったから。
原作(元になる話。忍法八犬伝はタイトルだけで明らか)を知っていれば、面白さ倍増に違いない、ということで・・・【セット読み】です。

だが、いざ読もうと思っても、あまり本格的に浸かる気はなく。
他には平岩弓枝の『南総里見八犬伝』なども家にあったのですが、

この本が、小学生を対象にしているということで私にぴったり(笑)。
つまり、楽に読めそうだなということで選択。

栗本薫さんが
「みなさんも勇敢な犬士たちのように友達にやさしく」と呼びかけていたりもしますが、
第一話は、【八房たわむれの言に感じて手柄をたて、伏姫深山に花の盛りを拉致されること ― 物語のはじまり。】というタイトルですし、結構本格的です。巻頭には、史料や写真、地図も載っています。各ページ上段には脚注も多く(頭注か。むしろ多すぎる)、とても丁寧な本のつくりになっています。(昔、似たようなシリーズで、『ああ無常』『坊っちゃん』を読んだのを思い出しました)
ただ、ときたま挿入される劇画調の絵が怖い!ち、血がぁー!

そんなこんなで読み進む(笑)
犬塚信乃、犬川荘助・・・と続々犬士が登場してくるのだが。

な、な、なんと!!!!

途中で終わるのだ。 八犬士すら揃っていない・・・(涙)
かなり序盤だぞきっと。


もともと『南総里見八犬伝』は、馬琴が28年にわたって書き続けた超大作。
98巻、106冊だとか。(知りませんでした)
そりゃー、この分量におさめるのは相当キツイよなぁ。

今回はここまで!という感じのいいところで一旦きられ、
【そののちのあらすじ】ということでかなりの駆け足で話を進めています。

それが目的だし、まぁいいか。

ちょっと気になったのは、上にも挙げた脚注。
これ、どれくらいきちんと読むものか、わかりませんが、
先の展開を書いてしまっていたり、作者の狙いは?みたいな書き方もあって違和感を覚えた。
あまりに親切すぎるのも考え物かと。

ちなみに、私が持っていた『里見八犬伝』のイメージは・・・
・忠とか孝とかいう【珠】持っていたよね?
・途中で石になってしまう人がいたような。
・あの人、ギャバンの人だよね?
(そう、全て遥か昔にちらっと見た映画の印象だけです。
 映画の知識がほぼ0の私は、上記が正しいのかどうかもわかりません。)
関係ないが、ギャバンの唄は熱すぎる。アバヨ涙、よろしく勇気。

相変わらず、全くまとめることが出来ず。
話自体の感想無いし(笑)
栗本さんテイストが出ていたのかどうかは、よくわかりませんでした。


『里見八犬伝 少年少女古典文学館第22巻』 栗本薫 講談社 (1993年第1刷発行)
内容 南総里見八犬伝 318P 22cm





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最終更新日  2004年12月21日 23時08分11秒
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