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保険の異端児・オサメ
保険って、思ったように保障してもらうためのもの。でも、思ったように保障してくれません。それは、普通に考えれば保障されると思われる言葉に「からくり」が仕込まれているからです。そのからくりを暴くのが私の役目です。
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2007/03/15
カテゴリ： カテゴリ未分類
朝日新聞より抜粋
医療保険など「第３分野」と呼ばれる商品で損害保険会社が
不適切な不払いをしていた問題で、
金融庁は１４日、
損保１０社に保険金の支払い態勢の改善を求めて業務改善命令を出した。
うち６社には一部業務の停止も命じ、
最大手の東京海上日動火災保険と、日本興亜損害保険は業務を
抜本的に改善する必要があるとして、
第３分野について、１５日からの新商品認可と
あいおい損害保険、富士火災海上保険、共栄火災海上保険、日新火災海上保険の
４社は同分野の新商品認可を３月１５日から１カ月停止する。
金融庁は０５年１１月にも保険金の不払い問題で損保２６社に
業務改善命令を出しているが、その後も新たな不払いが大量に見つかり、
一斉処分で業界全体に体質改善を強く促す。
金融庁によると、１４日までに第３分野の不払いは損保４８社のうち２１社で判明し、
計５７６０件、約１６億円にのぼる。
０６年１０月末時点での金融庁への報告から、
東京海上日動は３８５件、日本興亜も１３５件増えた。
医師の診断もなしに、
担当者が未告知の病気と契約後に発病した病気を関連づけるなどの不適切な例があった。
ニッセイ同和損害保険、
日立キャピタル損害保険、
アメリカンホーム保険、
ＡＩＵ保険の４社で、
不払いが判明した残る１１社については、行政処分の必要はないと判断した。
いつまで続くのでしょうか？
信頼は 崩れる一方です。
同じ世界で仕事をしているものとして
悲しく思います。
皆さん
不払いという言葉で惑わされたらいけません。
保険契約をして、保険料を徴収して 意図的に保障をしない行為を
詐欺というのです。
しかも、数件ではありません。
こんなにも多くの件数が発覚したということは
明らかに組織的な犯罪行為であると思われても仕方ないと思われます。
訴訟がかなり増加しているようです。
誰かが刑事訴訟を起こすべきですね。
不払いは犯罪行為であるということを強く認識してもらう必要があると思います。
チョット前の新聞記事に
どこかの損保では、代理店に責任転嫁しているように思える内容がありました。
代理店の販売資格を更新制度にするという内容でした。
これをすべて否定しませんが、
今回の不払い問題は、代理店の問題ではなく
保険会社の問題です。
それなのに、今回の不払い問題が再発しないように
資格の更新制度を設けるというような内容でした。
この保険会社の役員は自己反省がなく、責任転嫁しているようです。
また、金融庁の調査は損保、生保と入っていますが
どうして共済系、簡保の指導はないのでしょうか？
共済系の医療保障は損保系以上に保障しない条件がある共済もあります。
不払いの元です。
すべてに襟を正してほしいものです。
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