お空のあいちゃん

お空のあいちゃん

破水



数日後、私はトイレに行く途中、冷たい物がももをつたってくるのを感じました。<もしかして、破水?> あたまが真っ白になりました。まだ、はやすぎたのです。34週目でした。とりあえず、タオルをあててす主人に連絡しました。主人が帰ってくるまでに、2回ズボンをかえるようでした。

私は心のなかであいちゃんに話し掛けていました <ごめんね。ずっとベットでねてらがよかったのに。動かなければよかったのに。ママもいっしょにがんばるよっていったのに。ちっちゃくって手術できないなんて言われたら、ママのせいだね。ごめんね。ごめんね。でも、あいちゃん、がんばって。>

病院について検査をしてもらうとやはり破水している、ということでした。陣痛はまだよわい張りがあるだけだったので、その日はそのまま入院ということになりました。わたしはいっきに不安になりました。今、産まれたら早産になってしまうこと、私のおなかのなかから出てきた瞬間から、あいちゃんの病気への戦いが始まるということ。 でも、おちつくとあいちゃんに会える嬉しさもこみあげてきました。私にしているのか? 主人ににているのか? 目は二重か? いろいろ想像しながら、その日は眠りにつきました。





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