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2009.07.31
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カテゴリ: ものづくり
造幣局第2弾です。


Q1「プレスで抜くとバリとダレが出るが、コインにはそれが無い。どうやって無くしているのか」
答え:抜き型には「クリアランス」という切り刃同士の隙間を設定します。
理由は金型の寿命やバリ対策などのためですが、コインを抜くときには
このクリアランスをほぼゼロにして、ダレを極力少なくするそうです。
そしてなおかつ「圧縁」という工程で縁の部分を圧縮しているそうです。

Q2「表面がピカピカなのは、コイニングしたときに型を微妙に回転させていると聞いたが実際はどうなのか」
答え:造幣局では、合金を調合する溶解炉から材料を作り、プレス加工する前の圧延
の段階でぴかぴかにしている。

Q3「金型は磨耗するのが常だが、数十年も同じ模様を保てるのはどうやるのか」
答え:加工は一定数で模様をチェックし、機械を止めて金型の磨き工程を入れる。

 それでも、金型は3万個に一回交換するそうである。
 金型彫刻の製作は、主に工作機械でやり、熟練工が彫るわけではない様。

Q4「造幣局の金型工になるには、どういう試験を受けなければならないのか」
答え:普通に高卒の人とかが入るそうである。よく採用されるのは水道橋の工芸高校卒の
生徒。しかし最近10年は新規採用がなく、現場では熟練工が大量にいなくなるので
技の伝承が危ぶまれているらしいが、上の人間がのん気なので困っている、とのこと。


嫁さんたちを案内してくれた方が、現場上がりの方だったので
専門的な質問も嬉々として答えてくれたそうです。

子供らが「あ!バレル加工機だ」とか「プレス2度打ちしてるよ。不良出ないのかな」
などどつぶやくと聞き漏らさず、詳しい説明をしてくれました。

今度は私も行きたいです。





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Last updated  2009.07.31 13:52:18
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