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☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記
光射すその先へ
一度は二人の前に差した光
その光を今見失いそうな現実
漆黒の闇を抜ける事は出来るのだろうか
はたしてその先は光の射す場所なのだろうか
キラも又 その闇と向き会い 歩き出そうとしていた
晴美が会いに来てくれ 自分の過去を話す事で その闇に向きあう気持ちになれた
今までは 闇の中でじっと息を潜めながら生きてきた
零に初めてあった時 なぜか彼に怖さを感じなかった自分
あの時の自分を取り戻したかった
零のあの笑い声を もう一度聞けば 闇の怖さもなくなる
だがもう一人の自分が そっと囁く『彼もあいつと同じかも 突然お前に襲いかかるかも知れないよ』と
晴美さんはあれから何度か会いに来てくれた
過去に触れる事もなく 学校での楽しい話しを聞かせてくれる彼女
ある日ピアノの練習に付き合ってもらっていると彼女からリクエストをされた
その曲は「エリーゼの為に」だった 訳を聞くとそれしか知らないからと言われ 思わず笑う私に晴美さんは「やっと笑ったわね」何日ぶりだろう笑うなんて
零の事好きだった晴美さんが 今は私の唯一の友達になってくれた
零にこの曲をリクエストされた事を話すと晴美さんは彼もきっとこれしか知らなかったのよと
でも私には 彼にとってこの曲は思い出の曲だと知っていた
帰る道すがら 携帯で誰かと話していた晴美さんが
「今日は家まで一緒に行ってもいい?」
「晴美さん私なんかと居てつまんなくない?」
「そんな事ないわよ、私は貴方からクラシックを教えてもらい、私は貴方にうるさい音楽を聞かせるの、それじゃ駄目?」
赤や黄色の落ち葉が風に乗って飛ばされてゆく
ギラギラした太陽も今はもうなく
さわやかな風が吹いている
ボンヤリと校庭を走り回る人を見ていた零に達也が
「零、今日ちょっと付き合ってくれないかな~」
気のない返事を返す零「あぁ~~いいけど」
暫くすると見慣れた景色が
何度訪れただろう
キラに会いたくて 訪れたこの場所
「達也・・何故・・」
家の前を通り過ぎ 公園に来た二人 ベンチに腰賭けると達也が
「最近のお前見てるの辛くて・・キラさんと話ししてみろよ」
じっと遠くを見つめる零
「俺もそうしたいけど、時間がキラには必要なのかも知れないと思って キラが会いたくなるまで待つしかないだろ」
その日が何時になるのか零は知りたかった
何よりキラに会いたかった
愛しさの距離の向こう 光探してる自分がいた
その時後ろの方から 微かに聞こえてきた聞き覚えのある声
慌てて立ち上がり振る向くと そこにはキラが
晴美と一緒に笑いながらこちらに歩いて来る
「キラ・・・」
一瞬キラが身体をこわばらせ 立ち止まる
「零・・」その言葉は声にならなかった
「キラ、ごめんね・・零が来てるの 二人でちゃんと話して欲しくて」
「晴美さん私・・」戸惑うキラの手を握り締めると晴美は
「大丈夫よ、側に居て欲しいなら私いてあげるから」
怯えるキラを見るのが零には辛かった
「キラ・・キラ・・」何も言えない零
ゆっくりと一歩キラに近づきながら零は
「キラ・俺の話し聞いてほしい お前が一番俺には大事な人だから 絶対に傷つけたりしないよ お前を守りたい 二度とあんな思いはさせないから」
今までの感情を一気に話す零
「キラ、零の話しを聞いてそれからどうするか決めればいいでしょ」
晴美にうながされて、ベンチに腰掛けたキラ
その手は固く握られている
「私も達也もすぐ側に居るからね」
少しは離れた所の芝生に腰を下ろす二人
隣に座るキラ この手でしっかりと抱きしめたかった
なんて話せばいいのだろう 暫く無言の時間が過ぎる
心配そうに見つめる晴美と達也
「キラ・・お母さんに聞いたよ君の失明の原因 俺なんて言っていいのか・・ごめん あんな形でしか君を守れなくて 怖い思いさせてほんとごめん」
零の声は何時か母親の話しをした時と同じ はかなげで寂しそうだった 一番愛して欲しい母親に振り向いて貰えなかった子供時代 その寂しさから抜け出せずに居たことを 私に話してくれた
あの時と同じ思いを 私はさせているのだろうか
「キラ、俺・・俺にはお前が必要なんだ だから俺から離れないでくれ・・」
キラの前にひざまずくと固く握りしめたキラの手にそっと触れる
温かい零の手 いつも触れていたその手は あの時と同じ
自分にいつも振り上げられていたあの手とは違う
「零、貴方の顔が見たい・・・そうしたら 貴方とあの人は違う人だと判るのに・・」
「キラ・・」ゆっくりとキラの手を取り自分の顔に導く零
「キラ、俺はあいつとは違う」
頬に触れるキラの手
ゆっくりと ゆっくりとその手は零の頬 まぶた 髪へと
「愛してるよ キラ お前を失いたくない」
「零・初めて貴方に会った時 何故か貴方を怖いと思わなかったの 初めてだった 零の声は亡くなった父を思い出させたからかしら でもあの悪夢からは抜け出せなかった 貴方と居る時は忘れられていたけど 夜になるといつも私を追いかけてくる」
そう言うとキラの目から大粒の涙が零れ落ちた
「キラ・泣かないで 一人で泣いてないで欲しい 俺がずっと側に居るから 俺が守るから」その腕にキラを抱きしめる零
零の胸に顔を埋め泣きじゃくるキラ
その涙はキラの心を凍らせていた氷が静かに溶けるように溢れている
二人の様子を見ていた達也と晴美が静かにその場から離れてゆく
二人の心は 今また一つになろうとしている
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