子供と遊ぼう おーしゃんのページ

子供と遊ぼう おーしゃんのページ

キャンプ 転ばぬ先の杖



 でも、思わぬ失敗があるものです。失敗もまた楽しい思い出になるのがキャンプだと思いますが、しなくて済むならしない方が楽しめるというもの、そこで、自分の得た失敗談をこっそりお教えいたしましょう。

その1. 「木炭の火熾しは侮るな!」

 ワンポイントにしか使う予定がなかったため、値段の安さで買った木炭、着火材付の文句を信じたらラムネ菓子みたいのが申し訳入っていた。そんなもので安物の木炭が着くわけがない、無理なもので扇いでいたら両手にマメまで出来る始末。結局、売店で着火材を買って事なきを得たが、あの40分の格闘は何だったのだろう?
 そーいえば、ホームセンターの木炭売場には着火材・ガスバーナーなど火熾しグッズがはばを利かしている。それだけ木炭の火付けは難しいという事か・・・他の班のどなたか達人が、焼き肉屋で見かける手鍋の底に幾つも穴をあけた火熾し用の鍋を持って歩いていた・・・

ここで教訓「木炭の火熾しは侮るな!」

追補:100均で売っている着火材、坦体に灯油を染み込ませたものです。灯油とボロ布で着火材は自分でも作れます。


その2. 「ペグの打ち込みは難しい」

 今回のキャンプ場は、サイトの地面がとても固かった。多分小砂利を打って締め固めてあるのだろう。水はけ、何度と無く繰り返されるペグ打ちに応えるために、オートキャンプのサイトではそーなっているところが多いらしい。おかげで、ペグ打ちが結構大変だった。テントに付属しているショボイハンマーではなかなか最後まで打ち込めなかった。幸い今回は風がほとんど無かったので問題がなかったが・・・

 いろいろ調べて、ペグは堅いところと柔らかいところと使い分ける必要があることも納得しましたが、何種類もペグを揃えるのも難しい、テント・ターフに初めから付いてくるペグはほとんど役に立たない(超一流品は除く)、特に、プラペグは要注意で、下が堅いと1発で折れてしまうこともあるようです。ペグとハンマーは本番前に検証しましょう。

教訓:「ペグハンマーとペグが欲しい・・・」(教訓ではなく欲求か?)

追補:誰もが絶賛するスノーピークのソリッドステークというペグ、試してみました。キングオブ“ペグ”です。素晴らしい・・・ハンマーは専用のがもちろんですが、ハツリ用の450gで十分でした。お値段半分以下です。


その3. 「フライシートはちゃんと張れ」

 テントのフライシート、見くびってはいけません。天気が良くて風もなく、フライシート両サイドを手抜きしてペグダウンしませんでした。夜になり夜露が付出すと、両サイドを引っ張っていないため、フライとテント本体がべっしょり張り付いてしまいました。当然テント内側にも、フライが張り付いた部分に水滴が出来てしまいました。幸い、まだ早い段階で気が付いたので、ちょっと迷惑ものの夜のペグ打ちを敢行し事なきを得ましたが・・・・

 フライシートも伊達で張るのではありませんね。もしにわか雨でも降ろうものなら、室内もびしょびしょにしてしまうところでした。タープも夜露に濡れて結構たるんでいたし、テント・タープの設営は、基本に忠実にしっかり設営しなければいけませんね。

教訓:「倒れてからではもう遅い、しっかり張ろうテントにタープ!!」


その4. 「傾斜をあなどるな!」

 今回の「山逢いの郷キャンプ場」のサイトは、とても良く整備されていて真っ平らだった。テント設営時にも、何の違和感もなく気にしていなかったし、眠りに付いたときも特に気にしなかった。しかし、何故か目が覚めるのである。左側の1辺に一直線に並べた荷物、それに体が押しつけられるようにして妙な圧迫感で目が覚める。そーなのです、今回ひとつのサイトに4テントを張ったので、テントスペースをギリギリ目一杯利用していました。テントスペースは、駐車スペースよりほんの5cm位盛ってあり、その境に少し傾斜があるのです。丁度ボクの体がその傾斜に1/3位掛かっていて、目が覚めているときには無意識に突っ張っているので感じないのですが、眠りが深くなると自然に傾斜に沿って転がり、荷物に抱きつく事になっていたのです。キャンプは、自然の中で楽しむもの、ゴルフと一緒で真っ平な地面なんか存在しないと云うことを肝に銘じて、寝るときのポジションは良く試してみて決めなくてはならないと学びました。
 撤収時によく見たら、ボクの所だけ傾斜に掛かっていた。何でやねん!!

教訓: 「寝床は取ったモン勝ち」  おっと 違うか

    「寝る前に 確認しよう 地形かな」


その5. 「マクラを忘れるな」

 キャンプで快眠するための必須アイテムそれはマクラ!

 これは珍しく成功談、初キャンプに備えていろいろ情報収集した中で、やっぱりマクラは持っていった方がいいかなと思っていた。しかし、出発直前まで荷物になるので迷っていたが、そこはオートキャンプのなせる技、いまさらマクラの一つ二つ いや四つ位増えたところで体勢に影響ないと判断して持っていった。実は、とある御仁が快適に眠れなかった経験から布団一式を持参して快眠を得たとの話を聞き、キャンプにおいて快眠することは大切なポイントとして押さえ処と考えた。 結果、大正解!! 自分は、もう一つの傾斜と云う邪魔者に阻まれて若干不自由したが、マクラが無ければもっと辛かったであろう。

 それと、敷物は必携です。良く整備されたサイトといえども小石は必ずあります。ちょっとでも背中に触ろう物なら絶対に安眠出来ません。銀マットもしくはそれに代わる物は必需品です。

教訓: 「快眠のお約束 それはマクラ」


その6. 「水分補給は頻繁に!」

 今回のキャンプ地は、山逢いと云うだけにぐるりと山に囲まれている場所で、たぶん盆地に当たるのであろう。最高のお天気に恵まれたこともあり、とにもかくにも暑かった。ほんの小一時間サイトの設営で動き回っただけで、汗だくずぶぬれ状態になっていた。場に慣れていない子ども達も、チョロチョロ親の後を付いて回っていたため、真っ赤な顔をして大汗をかいている。熱中症になっては大変とこまめに水分を取らせました。
 大きなペットボトルを頻繁にクーラーから出し入れするのも面倒で、ちょっとテーブルに置いていたらすぐにぬるくなってしまった。あまり冷たすぎる飲料をがぶ飲みするのも考え物だが、少しは冷たくなくては美味しさが半減してしまう。保温機能のある水筒もしくは、ペットボトルの保温ジャケットがあると便利だと思った。今回の様に5家族も集まっているのであれば、ドリンクサーバー(少年野球などで見かける8L位入るやつ)があるとみんなで共有できて便利です。

教訓: 「くれぐれも熱中症にはご用心!」


その7. 「夜露をあなどるな!」

 日中と夜の温度差が激しいと、夜露がビックリするほど付きます。クーラーボックスのように濡れても気にならない物は良いけれど、布を張ったイスなどは夜露対策として車に待避させるのが得策です。それと、テントの下に敷くグランドシート、これもなくてはなりません。新聞紙を1月分くらい敷き詰めればクッションの役目にもなり一石二鳥です。でも、帰りの撤収ではちょっと面倒なのが玉に瑕。グランドシートには、大判のレジャーシートを用意するのが得策です。

教訓: 「濡れる前にしまっておこう荷物かな」


おまけ編 「あると便利な小物総集編」

 ・懐中電灯-キャンプ場の夜は真っ暗です。トイレに行くにも明かりが欲しい。

 ・食器の乾燥網-洗った食器の置き場は意外と困りもの

 ・キッチンペーパー-食器類はまずふき取ってから洗うべし

 ・洗濯ロープ-タオルなどちょっと干せると便利

 ・スーパーの袋-食べ残しも小さくまとめて衛生的

 ・コックの付いた水タンク-水は結構使います

 ・荷物キャリー-水場が遠いとタンクを運ぶの一苦労

 ・遊び道具-浮き輪・網・ボール・手持ち花火・・・

 ・上着-日中の暑さが嘘のように夜に冷え込むことも

 だいたいこんなところがあって良かった小物達でした


その8. 「着替えはプラス ワン」久しぶりに追加

 アウトドアのキャンプ、予期せぬ天候の変化や思わぬ水遊びなど、衣服がずぶ濡れになることが起こり得ます。着替えを用意しておかないととんでもないことになります。今回のキャンプでも、夜突然の豪雨が襲ってきて、タープを再建しなければならなくなりました。倒壊の危機に瀕した時、躊躇する余裕はありません。すぐさま大雨に飛び出して作業となりました。ものの5分といわず全身ずぶ濡れです。生憎とお風呂に入って着替えをしたばかりでした。残念ながら余分な着替えを持っていなかったので、今まで着ていた汗臭い服を再び着ることに・・・

教訓: 「着替えの予備は必需品」



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: