おしゃれ手紙

2017.08.04
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テーマ: カフェ話。(1949)
カテゴリ: チープシック


企業の社屋として建てられた。
現存する煉瓦造りの建物としては、かなり古い部類に入るだろう。
ファサードの淡い褐色のタイルは積まれた煉瓦の上に張られたものだ。
シンメトリーの古典的な構成ながらも余り堅苦しさを感じさせないのは、
そのコンパクトな規模もさることながら、世紀末ヨーロッパのデザイン潮流、より自由な表現を求めて生まれたアールヌーヴォーや
セセッションの影響を受けているからだろう。

戦後、建築資材を扱う商社の社屋を経て、1996(平成8)年に
現オーナーである小山寿一さんが手に入れる。

玄関先に「売却物件」と書かれ、不動産として売りに出ていたところを
偶然見つけたそうだ。

(▲一階から地下を見る。)
一目ぼれして購入を決意したものの、長年使われていなかった内部は
床が抜けそうなほど荒れ放題だった。

しかし、所々に残るディティールはほれぼれする美しさで、小山さんは自ら重ねた

(▲玄関のタイルもかわいい。)
時代考証を元に、オリジナルを活かした再生を決意する。
照明や建築金物、家具などは全てイギリスのアンティークを自ら買い付け、

ペンキの色は何度もテストを繰り返した。

1997(平成9)年、本格的な英国紅茶とスイーツの店として
「北浜レトロ」がオープン。
本物にこだわった小山さんの店作りが瞬く間に人気を獲得した。



2階の窓からは土佐堀川越しに中之島公園のバラ園を臨むことができ、
水と緑と「近代建築」の大阪を満喫するには絶好のロケーションだ。
大大阪モダン建築 ■より。

(▲1階から2階への階段には、順番を待つ客のために丸椅子があって、客が絶えない。)
独特の雰囲気漂う、登録文化財の洋館
1998年に国の登録文化財に指定された「北浜レトロビルヂング」

(▲2階から1階を見る。)
まるで絵本のような世界が広がる、紅茶と雑貨のショップ
北浜レトロ:ことりっぷ


トイレだって雰囲気たっぷり♪

中之島から見た「北浜レトロ」。
小ささが分かる。
靴■北浜レトロビルヂング■
■住所:〒541-0041 大阪市中央区北浜1-1-26北浜レトロビルヂング
■定休日:お盆休み、年末年始
■アクセス:地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩1分

中之島スタイル
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Last updated  2017.08.04 00:16:25
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