不思議くん
不思議くんは、会社では ぽーぅとしている。
ぷらぷらと社内を散歩している。
仕事は少ししている。←全然やらないわけではない
有名大学を出ていているので勉強はできるらしい。
ゲームはすごくできるらしい。
不思議くんは人の嫌がることは決してやらないので、職場では空気のような存在だ。
好かれることもないが嫌われることもない。
結果、 彼は不思議くん なのだ。
しかし不思議くん、３◎才なってまだ親離れ子離れしていない。
入社以来、通勤はお母様が車で送迎してくれている。（片道車で４５分くらい）
毎日定時退社時間のちょっと前に、会社の門の前に不思議くんのお母様の車が到着する。
不思議くんは、お母様の車を確認すると、普段はのろのろ・ぷらぷら歩いているのに、
突然きびきびと動き出し て、一目散にお母様の車に乗り込み帰ってしまう。
この変貌振りがちょっと面白い。
でも最近・・・私も年をとったせいか、不思議くん親子をみていると、
私の中の母心がちょっと痛む。
『不思議くん・・・・そろそろお母様を安心させてあげな～。』
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