韓国同居暮らしと日本語教師

韓国同居暮らしと日本語教師

2005年01月21日
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テーマ: 韓国!(17897)
カテゴリ: 韓国と韓国生活
 昨日お昼時に、夫の友人と日本人の友達(旦那さんが


 夫の友人にはロシア人の彼女がいるのだが
(ロシアに帰ってしまったらしい)
彼のお父さんが
「目が青い」
との理由で結婚をひどく反対していて、結婚出来ないでいる
そうだ。

 その「目が青いから駄目」って理由を聞いて、深刻な


(「じゃあ、中国や日本、その他の東南アジアの人なら
いいのか?」
と聞いてみたところ
「中国の朝鮮族とか言う人たちは韓国語が上手でいいが、
子供を産んでもお金を持って逃げたりする人がいるから
駄目」
とか言っていた)


 その後話がこのように展開した。
「ジェスシ(私のこと)の性格がいい」

 突然脈絡もなく褒められた訳だが、理由はこうだ。


 彼とうちの夫は時々一緒に仕事をする。

一人暮らしで家に帰るのが寂しいからなのか、なかなか
帰らない。

 一回夫は仕事が終わって帰ってきた後、米を袋に詰める
という重労働をしていた時があったのだが、
その時もうちに遊びに来たにもかかわらず、子供と遊んで


 私はてっきりその重労働を手伝いに来てくれたと思った
ので、非常に失望したことがある。

 そしていつもうちで夕飯を食べるのが当たり前になって
いた。


 韓国では
「御飯を食べましたか?」
という言葉が挨拶であるように、お客には必ず御飯を食べさせる
という風習である。

 姑のいない時にお客や親戚がうちに来て、食事前に
帰ってしまったりすると
「なんで御飯を食べさせて帰さなかったのだ」
と怒られる。

 子供が夕食前に疲れ果てて眠ってしまっても、
「御飯を食べさせてから寝ないといけなかったのに」
とか言われる。

 それほど御飯を食べさせるということにこだわるし、
映画「スキャンダル」のミュージックビデオ でも書いたように、
勧め方がまた強引なのだ。

 はっきり言って「NOといえない日本人」には
絶対断りきれないだろう。

 最後には怒りを感じるほど・・・


 ある夏、親戚一同で海に泊りがけで遊びに行くことに
なった。

 私は皮膚が弱いので紫外線を浴びるといけないから
という理由をつけて(本当は親戚付き合いから逃れたかった
から)
子供と2人、家に残ることにした。

 そうしたら義姉さん2と義妹4に
「あなたがいかないと、自分達だけが楽しんでくるようで
申し訳なくて、楽しく遊んでこれると思う?」
とか言われ、腕を引っ張られ部屋から引きずり出された
ことがあった。

 それがパフォーマンスであったのか、本心であったのか、
はっきりわからないけど、今はそうではないが当時は
そういう出来事に対して
「ありがためーわくという言葉は韓国にはないのか(怒)」
とうんざりしていたものだ。


 そして最初のうちは小食だった私に親戚達は
「なんでそんなに御飯を食べない!」
としつこく言ってきたので、とうとう私は怒りモードに達して
今ではそれを心得た姑はあまり強く勧めなくなったという
エピソードもある。


 話があちこち飛ぶけど、だから夫の友人が来るたびに
私は彼に御飯を食べさせなければいけないし、彼が遠慮して
帰ろうとしても、強く引き止めないといけないのだが、
それが当たり前になってきた事に段々と耐えられなくなり
つつあって、(心が狭いなーと思いつつ、結構イライラして
いた)
彼が御飯の時間が近づいて
「今日は用事があるからもう帰る」
と言い出した時に
「そう?さようなら」
と引き止めず帰したこともあった。


 その強く引き止めない部分が楽なので、
「その性格がいい」
と褒められたと言う訳だ。

 それは果たして、褒められたうちに入るんだろうか?
 うーん。

 私のその言動は合理的であるだろう。
 確かに韓国という国はかなり非合理的な部分が多い国で
あるため、無駄が多いと感じる。


 しかし、あまりにも合理的であることに恐怖を感じること
もある。


 その上記のご主人がアメリカ人であるという家庭、
朝ご飯はシリアルである。

 シリアルの朝ご飯が悪いとは言わないけど、理由が
「目玉焼き?そんなのいらん。
朝ご飯に時間をかけるのはもったいない」
とか言うことらしい。


 そのうち宇宙食でも食べ始めるのでは?という感じ。
 確かに合理的なタイプで、私もそういう考えだったことはあるけど。


 行き過ぎた合理主義の行き着く着く先は
「どうせ死ぬんだったら、生きてても意味ないじゃん」
となるんじゃないだろうか?と感じる。


 アメリカという国はかなり合理的であるけれど、
ドライであり過ぎるため、人々の情が満足せず、
家庭が崩壊したり、麻薬や快楽に走りすぎて人生を破綻させて
しまっている人も多い。


 その近所の日本人はアメリカに何年か住んでみたそうだが、
「自分より目上の人であっても友達みたいに対等に話せるので
確かに楽だと感じたが、
その代わり親であっても友達、対等な関係なので、
人々が本来親から受けなければいけなかっただろう愛情に
飢えているんだ、本当に寂しい人たちなんだ。」
と言っていた。


 次の日記に続く。





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Last updated  2005年05月19日 10時53分39秒
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