田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2007年01月07日
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カテゴリ: ほどよく
当たり前だけど、食後に食べるつもりだったのだ。
僕はソフトクリームをぺろぺろと舐めていた。

あるファーストフードのハンバーガーショップだった。
朝食も取っていなかった僕はハンバーガーのセットメニューと一緒にソフトクリームを注文した。
このソフトクリームは最近メニューに加わったみたいだ。

レジで価格が読み上げられ、僕が財布を取り出そうとしているときにソフトクリームが運ばれた。
すぐに出来上がったのだろう。
店員がソフトクリームを持っている手を僕に、すっと、差し出した。
僕は聞いた。


前でレジをうってた店員と、ソフトクリームを運んできた店員が顔を見合わせた。
レジの店員が僕にいった。
「あいにくですが、ございません」

フト、僕は思った。
彼は普段に友人と会話をしていて、“あいにく”とか、“ございません”とかの言葉を使うのだろうかと。
使わないだろう。
ただ、スムーズな話し方だった。
きっと、この仕事で何度も話しているのだろう。

こんな日に限って僕は1万円しか持っていない。
すでに、ソフトクリームを持ってきた店員はレジの後ろで僕に背中を向けてはポテトをすくいあげている。
片手でソフトクリームを持たされた僕は、片手で財布から1万円を取り出した。

僕がお釣りを財布に入れ終わるころには、オーダーのすべてがトレイに乗せられていた。
いや、違うな。
ソフトクリームはずっと僕の片手にあった。
なんとか、片手でトレイを持ちながら、僕は空いている席まで持ち運んだ。

座ってちょっと考えたけど、選択肢はなかった。

コリコリとコーンの部分を僕はかじって、ソフトクリームはなくなった。

テーブルにおいているポテトはどんどん冷えていてた。
もったいなから、僕は情けないお辞儀みたいにへたって折れていた一本をとって食べた。
あったかいほうが美味しい。
なんか、ポテトの油漬けを食べてるような気分になった。

まったく。

ソフトクリームだったら、溶ける寸前が一番美味しいのに。

※もっと、「なんだかなー」なら『 目次・◎食事・お酒 』まで





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最終更新日  2007年01月07日 16時51分41秒
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