田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2007年04月08日
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カテゴリ: ほどよく
僕は 大塚愛さん も好きだけど、彼女の曲では「金魚花火」( 「LOVE JAM」収録) が一番のお気に入りである。

きっと、この曲は大塚愛さんの中ではメインストリームじゃない。
同じ系統のシングル曲だと「プラネタリウム」( 「LOVE COOK」 収録)っていうのもあるけど。
いっつも明るい大塚愛さんとは違う裏・大塚愛ってラインだよね。

そして、僕が好きな曲がおうおうにしてそうであるように、あんまりCDは売れてない。
まあ、今の時代はCD枚数で計りきれるものじゃないけどね。


さてさて。

胸がきりきり細くなるようなセツナさ。
それを直接的にしてない、世界。

金魚花火って、そんなのあるのかなって、僕は思ってた。
勝手に大塚愛さんが作ったん造語みたいですね。
こちら を参照)

この言葉のセンスってたいしたものだよね。
そして、この曲って夏のお祭りのイメージがすっごくある。
曲の最後にある、何重にもたたみかけるようなラッシュのような音もいいよね。

ほら、夏のお祭りって一瞬だし、幸せな人もいるよね。

その影で思いを叶えられない人のセツナさってあるよね。
でも、それも悲しいからこそ、夏の夜に花火のようにぱあっと消え行くウツクシさがこの曲にはあると思うんだ。

言葉の選び方もスゴイなあって思う。
表・大塚愛さんの感情をストレートに書いてるのはとは違う。

僕がこの曲が好きな理由のもう一つは、幻想的だってことである。

気持ちは色に変わり、季節の雰囲気は匂いになり、光は重さを持つように落下する。
とどめは金魚花火っていう言葉が織り成す絵画のようなイメージ。

大塚愛さんの想像力というのか、幻視力っていうのが、存分に発揮されていると思うんだ。
気持ちを言葉じゃなくって、見たり、匂ったり、触ったりするような感覚であらわしているのがね。

サウンドもほんっと、夏の雰囲気があるよね。

ここまでくると、幻想譚までもう一歩である。
僕は幻想譚が大好きなので、この歌もとても好きだ。
彼女の才能ってのが、実は「金魚花火」に一番現れているんじゃないかな。
例え、世間からしてそれが大塚愛っぽくないとしても。

そして、僕は彼女がいつか、幻想的な散文を書いてくれることを、ちょっと期待しているのである。

※もっと、「なんだかなー」なら『 目次・◎ものがたり 』まで





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最終更新日  2007年04月08日 19時24分53秒
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