読書の部屋からこんにちは!

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2009.07.11
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カテゴリ: 小説
きたあかりさんの日記
どれも男性の視線から書かれた、「過去の女」特集って感じの短編集です。
いろんなつきあいや、出会いが書かれていたけれど、残念ながら私にはあまり共感できなかった。ふーん、そんな付き合いもあるのかーって感心するばかりで、私ってうぶというか(うぶ?えへへ、自分で書いてて照れてます。)人生経験が浅いというか、ちょっと寂しくなってしまいました。


吉田修一さんの本は初めて読みましたが、いったいいくつくらいの方なんでしょうね。たいてい本を読んでいると、著者の生きた時代や背景なども想像するんですが、吉田修一って人はよくわからない・・・公衆電話ボックスに並ぶ話や、長距離恋愛の相手から手紙が届くなどの場面があったので、あまり若い人じゃなさそうだと思ったけれど、それにしては中年臭くないところもあって、不思議な感じです。語り過ぎないというか、深みがありすぎないところが、いいのかもしれません。
男性の方には、すごくおもしろいのかもしれませんね。誰だって、身に覚えとか若気の至りってものがあるでしょうからね。


短編を読む楽しみは、これの方が好き!いや、こっちの方がいい!なんでタイトルをこれにしたの?なんて考えるところです。私が一番好きだったのは「最初の妻」。これが妻でも恋人でもない、中学1年生の多感な少女の話なんです。この頃の女の子って、夢見がちであると同時にやたら現実的で、その現実さえ夢見ている。そんな感覚、私にも覚えがあるんだもん。そんな感じがよく出ていておもしろかった。
きたあかりさんは、ユカという女の魔法をかけられた男の気持ちがよく分かるそうですよ。ふむふむ。そうなんだ~~。女性には分からない男心なんだな~



女たちは二度遊ぶ





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Last updated  2009.07.11 09:01:49
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