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2005/01/11
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テーマ: ニュース(95825)
カテゴリ: カテゴリ未分類
貝塚が多く分布する千葉市東北の大地に、加曽利貝塚と呼ばれる縄文時代の遺跡があります。縄文時代中期から後期にかけての遺跡です。貝塚としては世界最大規模と言われています。かつて開発の計画も出ましたが住民の保存運動により史跡公園として遺跡が保存されています。

この遺跡内で縄文時代の竪穴住居跡が発掘されていて、木の腐り具合などから、数十年で放棄されて同じ場所に何度も建て直されたものであることがわかっています。現在では何棟かが復元されていて、中に入って縄文時代の住居を体験できるようになっています。

それをこともあろうに、この冬のさなかに縄文時代の疑似体験をしようと考えてしまった高校生がいて、寒いので火をつけたところこの竪穴住居を全焼させてしまったのだそうです。この高校生のグループは放火の疑いで逮捕されてしまったそうですが、罪の意識などはないだろうなと推測します。

今回全焼してしまった住居跡は復元されたものなので、再度建て直すことも可能だとは思いますが、私は、次世代の人たちに、遺跡というのは破壊してしまったらそれでもうお終いなのだということをしっかり教育して欲しいと思います。

何年か前に、荒れる中学校が問題になったことがありました。その反省から「ゆとり教育」なども行われるようになり、その弊害が問題になってきています。こうした事件が起こると、私は、次世代に伝え切れていないものがあるように思うのです。「成人の日」の祝典も荒れなくなったそうですが、おとなしく椅子に座っていることを強制するのではなく、しっかりと日本が太古の昔から培ってきた偉大な文化を教えるとともに、それを保存するために地元の人たちがどれだけの努力を行ってきたのか、そして、大切にみんなで守っていかなければ文化財は壊れてしまうものだということをしっかり伝えるべきだと思います。

もっと言うなら、形式を強要するのではなく、文化の意味を教えるべきだと思うのです。古代人たちがどういう工夫をして生活をしてきたのか、いかに逞しく生き延びていたのか、ということには、ひ弱になりつつある若者たちに励みになることがいろいろと含まれていると思うのです。





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最終更新日  2005/01/11 02:02:06 AM


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