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2005/04/20
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埼玉県の小学校で大学を卒業したばかりの新任の先生が首を吊りました。


私たちが小学生だった頃、頭ごなしにこうやれ、という命令がまかり通る世界でした。命令の守れないヤツは体罰を受けても当然、みたいな感覚がありました。先生が怒っていると感じただけで震え上がったような気がします。

でも、今の小学校ではそういう感じはないですね。少子化も進んでいて、親が我が子を大切にしている状況では、子どもに多少の問題があっても先生には子どもを叱ることができません。不用意に叱りつけて、子どもが精神的ダメージを受けてしまい、親が抗議すると、先生は処分の対象になりかねません。多少のことがあっても、先生は我慢し、目をつぶり、これでは、子どもの問題を放置することになりかねません。

こういう状況では、やる気満々乗り込んできた新任のまじめな先生は行き詰まることになるでしょうね。子どもたちに感動を与えよう、子どもたちの神様になろうとか、意気込むと、子どもたちの態度はどんどん自分の理想像から乖離してきます。遂に、精神的に切れて、子どもたちを怒鳴りつけたりすれば、自分の中の価値観との自己矛盾に悩むことになると思います。子どもたちは、人なつこく可愛いので、適当に子どもと遊んでいられれば、自分が楽しめていいじゃないか、くらいにいい加減に思っていれば、どうってことはないと思うのですけれど。

小学校を見ていて、今の子どもたちを統率して行くのは大変だろうと思いました。子どもの心理も知っている必要があるし、言うことを聞かせるための技術も必要だろうし、自分にはとても勤まりそうもないと感じました。これで新任の先生はどうするのだろうと思っていましたが、案の定なんですね。

私は、もう先生の力だけでは無理なところまで来ていると思います。授業中に何人かの親が仕事を休んで子どもたちの面倒を見るのに協力し、さらに、地域の力も導入して、問題を抱えた児童のサポートに当たる。家庭科の調理の実習など、包丁も使うし火も使うという中で、かけずり回る子どもたちを一人の先生が見るのは不可能です。不慮の事故など防ぐためにも、親、地域の学校への支援活動が不可欠だと思います。また、多少のことで、先生や学校を非難すべきではないと思います。





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最終更新日  2005/04/20 12:14:02 AM


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