aaa

2005/04/28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
大惨事となった兵庫県尼崎市の列車事故のために、すっかりかすんでしまっていますが、宮城2区、福岡2区での衆議院議員補選の完敗に続き、宮城1区でも連座制適用判決確定のようで議員辞職と、民主党には思いっきり逆風が吹いています。

選挙運動での労組の行き過ぎのために、今野さんも、鎌田さんもお気の毒というしかないです。でも、まじめにやってきたのに、子どもと離ればなれにされて、法律のために文句も言えない私と同じですね。

こういう状況下では、政権交代は無理なように感じてきました。国民の間には、年金に限らず、治安問題、外交問題、教育問題など様々な不満・問題意識が渦巻いています。にもかかわらず、マスコミがとりあげるのは、郵政民営化の自民党内の混乱のニュースばかりで、国民の関心と完全にかけ離れています。

でも、森前首相の「神の国」発言以降の行き詰まりにしても、小泉政権誕生時のフィーバーにしても、マスコミの思い描いた図式通りにこの国は動きます。選挙の勝ち負けも、マスコミの指定通りになります。マスコミが田中真紀子さんを持ち上げれば国民も田中真紀子さんになびくし、山崎拓さんを叩けば選挙結果もそうなります。国民にほかに判断材料が与えられていないので、どうしてもそうなりますね。

国民の関心事に対して真摯に考えてくれていて、いろいろな提案を行っている政党があるのにもかかわらず、災害復旧対策、子ども対策、マスコミはその政策を全く報道しようとしません。福岡の地震でも、「被災者生活再建支援法」の民主党の提案に全く耳を貸さなかった政党が「災害復旧は自民党」などと選挙演説で言い出す不思議なことが起こります。国民の間に問題意識の薄い郵政民営化についても、民主党はしっかり 提言を行っている のに、4月27日付朝日新聞社説は、「民主党は目の前の課題で戦え」(「目の前の課題」と朝日が言いたいのは郵政民営化のこと)と、国民の要望とも乖離したまるで的はずれなことを言いつつ、郵政民営化では民主党の影が薄いと言い張る。橋本派の献金疑惑の追及も国会でしっかりやっているのに、民主党が国会で素通りしたと朝日は言う。多分、マスコミの希望は、自民党議員のスキャンダルを民主党が暴いて、新聞がそれをおもしろおかしく脚色して、新聞を売ることなんだろうけれど、東京4区選出議員の酔っぱらい事件でだけで終わってしまって、肩すかしと言いたいのでしょう。

私は、民主党に欠けているのは、マスコミ対策に尽きると思います。マスコミに自分たちの政策、国会での論議をきちんと書いてもらうこと、これがしっかりできれば、流れができると思います。昨年の参院選は、自公が年金問題で強行採決を行ったので、国会内でも、めがねを割ったとか、いろいろなパフォーマンスがあって、マスコミが取り上げてくれたので、民主党が勝ちました。でも、地味に国会で論戦を張っていても、マスコミは取り上げようとしないのです。国会内での熱い論議にもかかわらず、そのまま補選の敗退につながってしまいました。ならば、自分たちで報道するということも考えられます。自民党寄りのオピニオン誌は、「正論」をはじめ「中央公論」「諸君!」など多数あります。共産党には「前衛」があります。公明党には「第三文明」とか「潮」があります。民主党を代弁しているようなオピニオン誌があるんでしょうか?かろうじて「月刊現代」くらい?「月刊現代」でも、民主党の政策を伝えているというイメージではとてもありません(でも、本当は民主党が発行している「民主」という雑誌があるはずなんですが)。新聞では、日経が民主党の政策内容を比較的伝えてくれています。経済新聞にもかかわらず、一面の特集で「家庭」や「子ども」のことを取り上げていて、国民に感心の高いことにも目を向けてくれています。でも、日経もやはり自民寄りですね。これでは、国民が民主党の主張を知りようがありません。

民主党にも何度もご意見してみたりもしましたが、この党は、マスコミ対策には熱心ではないんですね。それでいて紳士的にやるから、訴えてくるものがないんです。少し、私も言い疲れてしまったという感じがします。確かに、民主党の議員の皆さんは、連座制適用により辞職された、都築譲さん、鎌田さゆりさん、今野東さんを含めて、お話を拝聴していて優れた方ばかりだと思います。でも、どういう基本方針に基づいてどういう政策提案を行っているのかということが国民の間に全く知られていません。マスコミがもし街頭で「民主党ってどういう政党だと思いますか?」というアンケートをしてみると、「よくわからない」という答えが大半を占めると思います。

マスコミが国会での論議を伝えない、各政党の基本方針・政策提案を伝えない、これでは、毎日、満員電車に揺られて会社に出かけ、遅くまで残業するか営業活動なさっているサラリーマンの方、厳しいコスト・ダウンにさらされている中小企業で頑張っていらっしゃる方、政治の動きを知る方法がありません。政治の動きを知りようもないのに、選挙の投票行動に結びつくはずもなく、ただ政治への不満と不信だけが庶民感情の中に鬱積していくことになります。


日本には、もう展望はないんでしょうかね?

民法改正も日本はやらないな。アラブなどを除いて日本以外の国では当たり前になってきている夫婦別姓も共同親権もできないね。いつまでたっても子どもの迫害を続けているのに、民主党の政治集会に出かけても、最近の子どもの礼儀はなってない、なんて言ってのける年配の方がいらっしゃるくらいですからね。最近の子どもはとても礼儀正しいです。学校でもしっかり挨拶をしつけています。敗戦とわかっている戦争をやっておいて、いまだに、中韓が日本の戦争責任などとうるさいのに、いったいいくら年金をもらってるんだ!と言い返してやりたくなりますね。私としては、もう政権交代などは夢物語と諦めて、自分にできる範囲のことをコツコツやっていくだけです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005/04/28 01:56:45 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: