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2005/10/21
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日本が靖国参拝などと突っ張っている間に、どんどん世界情勢は進んでいってしまいます。

中国の鉄鋼生産能力が飛躍的に増大しているそうです。ドイツでも日本でも、19世紀に、富国強兵政策に乗って鉄鋼生産に力を入れました。日本が突っ張れば、かつて日本の侵攻を受けた中国は、当然脅威を感じて日本以上に突っ張るでしょう。日中の共同生産体制を諦めて自立を目指すようになります。JFEが広東省に中国企業と合弁で高炉を建設しようとしていた計画が認可されないことになる見通しだそうです。日本企業がどんどん中国から閉め出されてゆきます。

中国市場を失えば、日本の鉄鋼もその分だけ生産コストが割高になります。日本の競争能力がそれだけ落ちるのです。

HOYAの経営者が、「半導体向けの傾向は、日本勢は元気がなかったものの、台湾、中国勢が元気だった。」と語っているそうです。'80年代には日本のお家芸だった半導体も、とうとう台湾・中国に攻め立てられているということです。

日本も、日本でしか作れないような数少ない工業製品ではまだ戦えると思いますが、中国勢はハイテク分野にもどんどん進出してきています。靖国参拝賛成と言っている人は、日中の人口比だけでも考えていただきたいものです。人海戦術で来られたら、ハイテク産業も、いずれは日本にとても勝ち目はないのです。日中で協力体制・分業体制を模索しなければいけないときに、日中協力を言う人を売国奴呼ばわりすることと、中国とまともに張り合って靖国参拝支持を叫ぶことと、どちらが日本の国益なんでしょうか?

日本のマスコミは書こうとしませんが、外務省のホームページを見ると、日本が中国に対して要求していた、東シナ海海底資源共同開発の提案の返事が、日本指定の19日を過ぎても中国から出てこないそうです。鉄鋼生産と同様、東シナ海についても中国は独自開発を目指して、EEZ境界線を沖縄のすぐ脇にもってくるような運動を始めるでしょう。中国は石油高騰をにらんで原発を多数建設中ですが、すべて日本企業は閉め出されたそうです。せっかく優れた技術を日本が作っているのに、技術力を活かすことができない。欧米企業は大喜びでしょう。

米国では、GMに続いてフォードも危機的状況なのだそうです。日本の省エネ自動車がバカ売れで、米国も日本を苦々しく思っているはずです。今以上に日本車が売れるなんて思わない方がよいと思います。EEZ境界線も世界は日中のどちらを支持するでしょうか?

財政難を抱えて、小泉独裁政権と、過半数が小泉政権を支持する日本は、いったい、どこへ行くんでしょうか?

暗いニュースばかりですが、楽天が資金の手当てをしていることが報じられているので、きょうはTBSや、横浜ベイスターズ買収に意欲を見せるUSENが高くなるんでしょう。





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最終更新日  2005/10/21 07:26:47 AM


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