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2007/02/13
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テーマ: ニュース(95833)
カテゴリ: 時事的話題
オーストラリアで出版されている「プリンセス・マサコ」という本に、事実無根の極めて侮辱的な記述がなされているとして、日本大使館から著者と出版社に対して抗議文が送られていたのだそうです( こちら

この本を読んだわけではないので、侮辱的な記述があるのかどうかわかりませんが、もし本当にあるのなら、外務省が行った抗議は当然だと思います。

ですが、世論も理解を示していた女系天皇容認論を多くの国会議員がもみ潰してしまっているところに、こういう本が外国で出版されてしまう原因があるように思います。

悠仁親王が誕生した今となっては、少なくとも悠仁親王の後継者の問題が再燃するまで、女系天皇論は持ち出されないと思いますけれども、私には納得のいかないものがあります。
皇太子殿下ごご夫妻は、本当に、今の日本の状況で満足なさっているのでしょうか?
満足なさっている、と言うのなら、皇太子殿下には、私は失望の気持ちを禁じ得ません。
満足されてはいないのに、宮内庁の役人が、皇太子殿下の口を封じているだけなのではないか、と、私は信じたい。

敬宮愛子さまが生まれてから、皇室内で起こっている取るに足らないような小さなできごとを、週刊誌が仰々しく書いてきていますが、やはり、皇太子殿下の態度に煮えくりかえらないものを感じてしまいます。


私はその頃にはもう生きていませんが、100年くらいして、どうせ、皇位継承問題が再燃して、天智系-天武系で皇位継承を争い、一旦は壬申の乱に勝利した天武系に皇位が受け継がれても、結局は天智系に戻り、謀略が渦巻いた暗黒の奈良時代が終焉して、貴族文化が栄えた平安時代に移ったように、私は、傍系の秋篠宮系に皇位が継承されてもいずれは継承者が絶え、女系であっても 直系 の敬宮愛子さまの子孫の方に戻るだろうと予言します(これは、民法766条を改正しようとしない日本民族に対する、私の「呪い」ですね)。

女系容認論に反対する人が、よく、天皇は万世一系だ、とか、男系継承が日本の伝統だ、と言いますが、「日本書紀」のどこを読んでも、天皇が万世一系で男系でなければならない、などとする記述は出てきません。
万世一系も男系継承も明治時代に人為的に作られた幻想に過ぎず、歴史でも伝統でもありません。
実在が確実な最初の天皇である継体天皇(「日本書紀」も継体記から説話調の叙述が記録的な叙述に変わります)から欽明天皇への皇位継承は、まさしく女系継承です。
天皇制の最初は女系継承だったのです。
天照大神から天之忍穂耳命への継承も皇位継承ではありませんが、「日本書紀」の書き方は女系継承です。
「日本書紀」の神代の記述が歴史だとは思いませんが、日本古来の伝承形式は女系継承であり、女系継承は女性の地位向上という欧米文化の押しつけから来るのではなく、女系継承こそがむしろ日本本来の伝統と言うべきです。
「日本書紀」の継体以前の記述をどう読んでも、著者の意図は、仲哀天皇から応神天皇、武烈天皇から継体天皇の間には断絶がある、としか読めません。
もともと断絶していたのに無理に系譜をつなげたのだ、というのが、「日本書紀」著者の真意でしょう。
だいたい、DNA鑑定も無かった時代に、天皇の系譜が生物学的に正しいものだと主張すること自体がナンセンスです。


これを屁理屈をつけて歪め、無理矢理に傍系相続させようとするから、外国人には理不尽に見えるのです。

雅子妃はお世継ぎ問題から解放されて気が楽になったはず、というような冷酷な言葉もよくネット上で見かけますが、私は、雅子妃は本当に苦しんでいらしゃると思います。

今のままで良いとは、私にはとても思えません。




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最終更新日  2007/02/13 10:39:29 PM
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