aaa

2007/03/25
XML
テーマ: ニュース(95832)
カテゴリ: 時事的話題
国連安保理で、ウラン濃縮を強行するイランに対して、イランの武器輸出禁止と、革命防衛隊のメンバーに対する資産凍結、渡航禁止を柱とする制裁決議が全会一致で採択されました( こちら
革命防衛隊は、イランのアフマディネジャド大統領の出身母体だそうです。
イランが核兵器開発を行っているかどうかはわかりませんが、国際ルールに反して、核弾頭に転用可能な高濃度に濃縮されたウランを生産可能な設備を稼働させているので、日本もやめるように説得活動を続けているわけです。

制裁決議に当たっては、イランのアフマディネジャド大統領が会議で演説すると言っていましたが、米国のビザ発給の遅れを理由として、出席を取りやめてしまいました。
イランに対して厳しい状況なので、出席をやめてしまったのかも知れません。
ホロコースト博物館を見学させようと言う声もありました。

決議採択後、イランの外相は、決議は不当であると発言し、決議受諾を拒否しました。
既に、核兵器保有を宣言している北朝鮮、今回の制裁決議対象のイラン、公式には核保有を認めていませんが核保有を疑われているイスラエルには、困ったものですが、中東和平問題については、米国ライス国務長官が、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦と会談をし、アラブがイスラエルを認める代わりに、イスラエルは占領地から撤退するという方向に進んでいるそうです( こちら
あとは、イランとイスラエルが相互に認め合うことができるか、ということだろうと思います。
宗教の違いから、相手を殲滅するまで戦う、ホロコーストによる建国などは認めない、などと言うのであれば、解決策はありません。
先日、ドイツで、DVを受けていた女性が訴えていた離婚裁判で、イスラム教信者であることを理由に、暴力をふるわれても離婚理由にはならない、として、コーランを手に持って、離婚を認めない判決を言い渡し、人権団体から激しい非難を浴びている、というニュースが出ていました。
いったい、DVを当然だとする宗教って何なのでしょうかね?

相手の存在を否定し、暴力を容認する宗教に存在価値があるのでしょうか?
私の支持政党の民主党は宗教教育にも前向きですが、無宗教の私は、暴力を容認する宗教教育には反対します。
宗教を信じる人が、信じていない人を妨害しない範囲で活動すればよいのであって、無宗教の人間もいるのに公共教育の中に宗教教育を入れる必要はないと思います。
イスラムにも、人権擁護に熱心で、仏教系の団体などとも仲良く世界中でボランティア活動を続けている人たちがいるそうですが、他の宗教にも寛容であって、お互いの存在を認め合い許し合い、暴力や核兵器生産に反対する、というのでなければ、宗教の存在意味はない、と、私は思います。
宗教色の薄い日本は、宗教の違いを理由とした国際間トラブルを認めない、というような立場を鮮明にするべきではないか、と、思います。

重水炉でプルトニウムを蓄積してきた北朝鮮は、既に60kgのプルトニウムを持ち、そのうちの半分以上を抽出済みなのだそうで、8kgのプルトニウムで核弾頭1個ができるとすると、5個程度の核弾頭を作ることができます。
日本としては、何とかして、北朝鮮にプルトニウムの抽出を断念させなければなりません。


日本では、プルトニウムの抽出は行われていません。
また、日本は軽水炉ばかりなので、プルトニウムの濃度が低く抽出には向かない状態で蓄積されています。
ですが、日本の技術をもってすれば、と、外国には見られるのです。
プルサーマルにして燃やしてしまうという計画は、あまり進んではいません。
通常のウラン燃料よりもコストが割高で、何よりも反対運動が起こってしまいます(プルトニウムは猛毒で放射能以外の点でも危険)。

高速増殖炉にするという方法もありますが、日本では、「もんじゅ」がナトリウム噴出事故を起こしてしまいました。
高速増殖炉はプルトニウム239を作りながら燃やす、ということで、プルトニウム生産施設という側面もあるので、私は、反対します。
ですが、日本もいつイランのような非難を受け始めるかわかりません。
プルトニウムの転用方法を考えないといけないところまで来ています。




コメント、トラック・バックはこちらへ お願いします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/03/25 10:19:19 AM
[時事的話題] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: