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2007/06/18
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カテゴリ: 政治
先週、 6月12日の日記
ハリゲンダム・サミットでは、やはり親米と言われているドイツのメルケル首相とともに、米国ブッシュに温暖化ガス削減目標を掲げる案に米国も加わるように迫っていたそうで、マスコミは、ニコラ・サルコジを「親米」と書きますが、日本のほとんど51番目の州とも言うべき「対米追随」とは違うようです。
政策の中身も、累進課税の傾斜を弱める方向という以外は、新自由主義的なリベラル路線で、どこが「右翼保守」か、という気がします。

先週の段階では、国民議会選挙で、ニコラ・サルコジ率いるUMP(国民運動連合)が、7割の議席を獲得して圧勝するのではないか、という報道が為されていました。
産経新聞は、相変わらず、UMPと中道右派で400~463議席獲得と書いています( こちら を参照)が、ロイターは、UMPが過半数を獲得したが、野党・社会党も議席を伸ばし、予想されていたような与党圧勝にはならなかった、与党の議席は340程度、社会党+共産党+緑の党で232議席程度という予測だ( こちら を参照)と書いていて、ずいぶん違います。
少しがっかりする反面、一つの勢力が国会であまりにも圧倒的多数を占めることは、ナチス・ドイツのようなことにならないか、恐ろしい気がします。


NHKは、UMPは20議席減の337議席、社会党は60議席伸ばして207議席を獲得し、事前予想と大きく異なったと伝えています。
日本の衆議院は、定足数480で、自民党が306、公明党が31、与党が合わせて337、民主党+αが113、共産党が9、社民党が7、国民新党が5で、野党が134なので、フランスは、結局、日本に比べて均衡がとれている、ということです。
日本の衆議院の議員数不均衡は、もはや悲劇的様相で、衆議院は次から次へと強行採決ばかり、民主党などぶんぶんとうるさい蚊のようなもの、民主主義などクソ食らえ、という感じです。
民主党の枝野幸男さんは、これで、参議院選挙で政権与党が引き続き過半数を握る、ということになると、日本は危機的なことになるのではないか、と、言っていましたが、私は、「日本の終わり」だと思いますね。

集団的自衛権だ、とか、言って、米軍の身代わりにイラクへ自衛隊を送り、テロリストの標的となった自衛隊員が次々とやられていく姿を見て、やられているばかりではいけない、日本の防衛のために、日本軍精鋭部隊をイラクに送るのだ、竹島に送るのだ、北方領土に送るのだ、東シナ海の権益を軍事的に確保するのだ、とか言うことになるのでしょう。
私は、どんな拷問を受けても反対し続けますけどね。
でも、日本人は、「あの戦争」で、どうしてみじめな敗北を喫したのか、ということについて全く反省しようとしません。
同じ失敗を繰り返すでしょう。強行採決で異論は全て排除、国民監視に必至の軍隊が、誤った路線のまま突き進んでも勝てるはずがありませんね。
国民の側が厳しい監視をし、人命尊重を第一とし、異論大歓迎で絶えず批判にさらされている軍隊でなければ、緊張感を持って戦線に臨めるはずがないのです。
太平洋戦争では、たまたま、原爆を落としてくれた米国に温情があって、天皇制も日本の主権も維持されました(??)が、今度は、中国、あるいは、ロシア、あるいは、北朝鮮を相手に、みじめな敗北となるのでしょうか。
そして、中国の「省」になるのか、ロシアの「自治共和国」になるのか、北朝鮮領「日本北道」「日本南道」になるのか、わかりませんが、日本人が、しまった、と、気づいたときには、手遅れでしょうね。



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最終更新日  2007/06/18 10:20:04 AM


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