PR
キーワードサーチ
カレンダー
あまりのやる気のなさに、ため息が出る。地方分権改革に対する官僚の態度のことである。自分の老後しか考えようとしない高級官僚の姿には、本当に、ため息が出るばかりですが、朝日新聞社説だけでも、官僚の横暴に対して厳しい姿勢を取るようになったのは、将来への希望を感じさせてくれます。
(中略)
一部の国道や1級河川の管理、農地転用の許可は、都道府県ができるようにする。教職員の人事権は、都道府県から市町村に移す。福祉施設の全国一律の基準を緩め、地域ごとに基準を設けられるようにする。
分権委が勧告しようとしているのは、例えばこんな内容だ。ところが、分権委のこうした要求に省庁側が示しているのは、ほとんどが拒否や先送りなどの「ゼロ回答」だ。
少子高齢化で税収が先細りする中で、こうした改革は不可欠なのに、役所側は相も変わらず次のような理由を持ち出して、分権を拒んでいる。と、言っています。
農地転用許可に対しては、「食料の安定供給のため、国が全国的視野で農地確保を図ることが必要だ」。福祉施設については「一定水準の処遇と生活の質を確保する必要がある」。
こんな理屈が説得力を持つとは、とても思えない。たとえ国益に反しても自分たちの権限は手放したくないというのが、官僚の本音ではないか。
日本、もう、終わりだね 2008/05/14
もう、どうしようもない日本 2008/05/13
需要のない道路を今後も造り続けるのか 2008/05/12