小さなハリーポッターたち

ここにも小さなハリーポッターがひとり♪




さて障碍を持つ人たちは(子どもたちは)

どんな訓練を受けているのでしょうか?(o^-^o)

私も娘を授かるまで全く知らなかった世界~^^

ももを通して 少しでも知って頂けたら嬉しく思います。




pt


これはPT(理学療法)の訓練中の一枚♪

PTとは(Physical Therapist)=理学療法士の略。

簡単に書けばPTは身体の基本動作の訓練です。

基本動作とは「歩く」「立つ」「座る」などの動作の事を言います。



ただ今娘は術後 一日中24時間 足を約45度広げて固定。

股関節の状態をよくするため LLBという名前の装具を装着しています。

食事のときも立位姿勢、、(立って食べるのはしんどいですよね、、)

できるだけ身体のために立位の姿勢を長く取るのが今の課題です。

(足けっこう痛くなるようです、、が

 自ら進んで立つ!とリクエストして前向きです、、)





ももは赤ちゃんの頃 一才を超えても

首の座りはまだ安定せず身体は柔らかくお座りもできませんでした。

原因は出産時の酸素欠乏と思われます。



赤ちゃんの頃からの訓練の積み重ねで たくさんの方々に支えられ

今があります(o^-^o)


ot


こちらOTの訓練(作業療法)

簡単に書けば手先の訓練ととらえてください。

また 入浴・排泄・食事・更衣・整容などの基本的な

日常生活ができるようになるための訓練も兼ねています。



時として 合同訓練や PTの訓練をOTの先生が行ったり、

OTの訓練をPTの先生が行ったりすることもあります。

PTはどちらかというと下肢の訓練をすることが多く、

OTは上肢を担当することが多くなっています。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ちなみにももは赤ちゃんの頃は

全く手を開くことも ものをにぎることも

手を前に出すことも上に上げることも一切できませんでした。

おなかの中にいるときはいつもしていたおしゃぶりもできなくなって

生まれてきました。




おしゃぶりを普通はやめさせるのかもしれません。

でも我が家は逆で 手の感覚を教えるため 

逆に手を口にもっていくことを教えて

おしゃぶりさせることで手というものの感覚を教えました。



その頃の私は 未来が見えずただただ不安でした。

でもある時 泣きじゃくる娘のベビーカーを押しながら

偶然見た 道端に咲く花を見て感じたのです。

目に入ってくる花を見てこころが感じたのです。



植物だって愛情をいっぱいかけたらさらに素敵に花開く、、

なぜ未来を決め付けるのだろうか。

先はわからないのに。

人間にはもっともっと可能性がある、、

たくさんの愛情をかけたならば人間には計り知れないチカラが

きっとあるはず、、と私のこころにそんな声が沸きあがってきました。



娘のこと そしてただ素直にそんなチカラを信じたいと思いました。


プラスのことを与えていこうと思いました。

毎日「宝物」「大好き」「大切な子」と

プラスのよい言葉のシャワーをかけました。





こんなに積み木が重ねられるようになったことは

本当に夢のようなことです、、


今では数字を書いたり ちらほら読める漢字もでてきました。

私にとってはどれも奇跡のように思えます。

ももががんばって獲得してきた

ひとつひとつが宝物です。

本当に子どものチカラは無限大です。




娘の場合も たしか9ヶ月から親子で毎日バスに揺られ

母子通園、週に1~2回の訓練、、振り返ると

いまは懐かしい記憶しかあまりうかんできません、、

不思議なものです。



「あっ小さな赤ちゃんが来た!」と当時言われました 笑

そして今に至ります。身体の訓練は身体のためにも

これからも続くことでしょう。




まるでハリーポッターのように

素敵な魔法を使えるのを夢見るが如く

身体機能の向上にとがんばる子どもたちが

親元を離れて3才から単独で療育園という病院、訓練、保育や学校が

一緒になった入園施設で顔晴っています(o^-^o)

そんな小さなハリーポッターたちのこと

知って頂けたら嬉しく思います。




また親子で母子入園や母子通園と少しでも

子どもたちの成長を促すために

顔晴る親子たちが全国にはたくさんいます。



子どもたちはこれっぽっちも特別な人たちではありません。

ただ障碍があるだけのことなのです。



周りにそんな親子がいたら

どうか温かく

支えて頂けたらと思います。

望んでいるのはきっとみなさんと一緒のことです。

できないときめつけず

どうやったら一緒に楽しく過ごせるかな、、って

どうやったら少しでも参加できるかなって

そんな気持ちがきっとみんな嬉しいと思うと思います。




障碍を私は与えられたギフトととらえています。

何かを持って生まれて

何かを持って育つということは

人にはない何かもあるということ、、ですものね(o^-^o)



障碍を持つということは決して可哀想なことではありません。

大変なことはたしかにあるけれど

身体機能等にハンディがあるだけのことで

こころは全くかわりません。




いや健常といわれる人たちの何倍ものチャレンジ精神の旺盛な

素敵に輝く人たち、強い精神力の魂の持ち主に私は

たくさん出会いました。


いつも私にはできるだろうかと

謙虚に自分を見つめ、思うのです。





PC

さてまだ言葉に関してもおぼこい娘ですが

それでもかなりの成長なのです。



赤ちゃんの頃は言葉もでないかもしれないと言われていました。

話しかけても無反応でした。

私は少しでも刺激になったら、、、と

その頃一日中 何を見ても何を聞いても

娘にそれを伝えようとずっとその状況を伝えようと

おしゃべりママでした。

ベビーカーを押しながらもずっと歌っているママ。

まだ見えるわけもない時期から絵本を読んで

見えなくても彼女の心にはきっと伝わってるはず、、とイメージして

優しく伝えました。

(興味のある方は本館の ももかの宝箱 に当時のことが詳しく書いてあります♪)

でも無反応でした。

でもずっとずっと話しかけたり

単語を言いながら身体をポンポンポンって優しくたたいて

リズムがあることを伝えました。

ある時 歌に反応するようになりました。

すごく嬉しかった、、

そして今では本が大好きな子に成長しています。

小さな積み重ね、、が重なって今があります。



マイナスからの出発だったからこそ

当たり前のことが

私には決して当たり前ではなくて

小さなことが

ほんのちいさなできごとが

感謝、、

感謝で涙が溢れるのです、、




最近のももちゃんはPCでローマ字打ちをして

ワードで短い文章を書けるようになってきました。

PCの立ち上げも終了も自分でできるように(o^-^o)

昔は想像もできなかったことばかり、、



英語のソフトで遊んだりしています。

いろんな国には色んな言葉があること、、

今 とても興味があるようです。



彼女の武器は言葉。



きっといつか手と足の代わりになってくれることでしょう。

ないものをみて嘆くのではなく

あるものをいかに伸ばすか、

眠っているものをいかに目覚めさせるか


言葉の部分をどう引き出してあげるかが

よりよい会話力や表現力を身につけさせることが

母の今後の課題でもあります。




いままで

たくさんの方々の出会いの中で

支えられて今があります。

ありがとう

ありがとう

ありがとう、、


これからもゆっくりの成長ではあるけれど

そばでそっと見守っていきたいと思います。

そして母の私も共に成長していけたらと思います。



こころからの感謝をこめて、、、

(o^-^o)


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