キリスト信徒やまひでの心の窓

キリスト信徒やまひでの心の窓

イエス様の誕生



 のちの人が「クリスマス」と呼ぶようになった日やその出来事。
 ピカピカのツリーもなく、クランツも、楽しいカロルも、そうケーキもなかったその初めての夜。

 一組の若い夫婦が旅をしていました。建具屋さんのヨセフ、妻はマリヤ。
 二人は国勢調査の登録のために、ふるさとベツレヘムへ向っていました。
 遅れて着いたのでしょう。ふるさとの村は、登録に来た人々でいっぱいでした。ベツレヘムにはもう彼らの親戚もありません。旅館をさがしても、人がいっぱいで、泊まる所がありません。

 とある主人が、気の毒がって家畜のお部屋を貸してくれました。
 彼らはそこに旅の荷を解きました。
 ふかふかのベッドはなく、ふかふかのわらの上に休みました。
 やがて、産声が聞こえてきましたよ。赤ちゃんが無事に! かいばおけが、赤ちゃんのベッド。

 野原で羊の番をしていた羊飼たちがやってきました。
 天使が「救い主が生まれた」と知らせた、
「天には栄光。地には平和があるように」
と、天の大軍がコーラスしていたと。
 イエスさまに会うためさがして来たと言うのです。
 羊飼たちは、この赤ちゃんを見ると、「みんなに知らせてきます。」と出て行きました。

 それからどれくらいたったか、ペルシャ(今のイラン地方)から、星の様子を調べていた博士たちがたずねてきて、宝物をイエス様に差しあげました。
 きっとクリスマス・プレゼントの始まりでしょう。

 この赤ちゃんのお名前は「イエス(英語ではジーザスJesus)」。
 お名前の意味は「神は救う」。
 のち、人はこの方を「キリスト(メシヤ)」と呼びました。          


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