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Sep 22, 2015
カテゴリ： カテゴリ未分類
地元の県立美術館で開催されていたこのフリオゴンザレス展。せっかくのシルバーウィークだし、よく知らない人の作品が観れるということで行ってきました。スペインの彫刻家です。ピカソとも交流があったみたいです。
最初は赤銅の叩き出し、青銅の像の作品が並んでいました。大きな作品は有りませんでした。女性をモデルとしたものが殆どでした。鋳造の型の作りも技術が上がっていたらしく、女性のラインの美しさや造形の複雑さが年を追うごとに完成度が上がっていくのを目の当たりにできたのが面白かったです。
次は鉄の作品が並びました。一枚の鉄の板に切り込みや彫り込みが施された作品が並びました。切込みを入れたところに折り目をつけて立体的に表現されていました。「噴水にて」等の年代の若いのものは切り込みはおとなしい感じで、彫り込みでの表現が多かったのですが、「横たわり本を読む女」等のキュビズム的なものになると、切り込みの表現が複雑になっていました。「果物鉢」のような彫り込み、切り込みとも駆使して絵画的な表現をしているものもありました。絵画的といっても作品には見事に立体感を与えていて円熟味が増しているというか、非常に完成度の高いものも観ることができました。
鉄を使った頭部を表現したものも並んでいました。いずれもキュビズムを髣髴とさせる作品でした。今までの一枚の板とは違い、溶接を使ってより複雑な作品に仕上げていました。複雑さは「陽光の中のロベルタ」が特に顕著でした。2層に重ねられた板、薄い板を立てて付けられた所などがあり単純なものの組み合わせのためか独特の立体感が生まれていました。他には複雑な切り込みと折り込みで作られたマスクの作品が印象的でした。
より抽象的で大きな像が並びます。鉄だけでなく、銅の鋳物が出てきます。「アルルカン/ピエロ、あるいはコロンビーヌ」このタイトルからピカソやコクトーを連想してしまいます。ひし形にくりぬかれたパターン、顔と思われるパーツに見られる表情などにおどけた道化師を思わせます。腕と思われるパーツも溶接されており、表情が豊かになっていました。
ここで特に印象に残ったのは「トランペット」でした。かなり抽象的な作品でキュビズムの要素がかなり強い作品だと思いました。どこから観ればいいのか色々な角度から観てみましたが全くわかりませんでした。トランペットらしさを覗かせる要素として先の広がる筒が有っただけで、他はトランペットを思わせるものは見当たりませんでした。観る角度によっては人の頭を思わせるところもあったのでトランペットを吹いている様子かもしれません。
他にも「立つ人」などの大きな作品が目立っていました。いずれも抽象的な面白い作品が並びました。
続きはまた後ほど。
最初は赤銅の叩き出し、青銅の像の作品が並んでいました。大きな作品は有りませんでした。女性をモデルとしたものが殆どでした。鋳造の型の作りも技術が上がっていたらしく、女性のラインの美しさや造形の複雑さが年を追うごとに完成度が上がっていくのを目の当たりにできたのが面白かったです。
次は鉄の作品が並びました。一枚の鉄の板に切り込みや彫り込みが施された作品が並びました。切込みを入れたところに折り目をつけて立体的に表現されていました。「噴水にて」等の年代の若いのものは切り込みはおとなしい感じで、彫り込みでの表現が多かったのですが、「横たわり本を読む女」等のキュビズム的なものになると、切り込みの表現が複雑になっていました。「果物鉢」のような彫り込み、切り込みとも駆使して絵画的な表現をしているものもありました。絵画的といっても作品には見事に立体感を与えていて円熟味が増しているというか、非常に完成度の高いものも観ることができました。
鉄を使った頭部を表現したものも並んでいました。いずれもキュビズムを髣髴とさせる作品でした。今までの一枚の板とは違い、溶接を使ってより複雑な作品に仕上げていました。複雑さは「陽光の中のロベルタ」が特に顕著でした。2層に重ねられた板、薄い板を立てて付けられた所などがあり単純なものの組み合わせのためか独特の立体感が生まれていました。他には複雑な切り込みと折り込みで作られたマスクの作品が印象的でした。
より抽象的で大きな像が並びます。鉄だけでなく、銅の鋳物が出てきます。「アルルカン/ピエロ、あるいはコロンビーヌ」このタイトルからピカソやコクトーを連想してしまいます。ひし形にくりぬかれたパターン、顔と思われるパーツに見られる表情などにおどけた道化師を思わせます。腕と思われるパーツも溶接されており、表情が豊かになっていました。
ここで特に印象に残ったのは「トランペット」でした。かなり抽象的な作品でキュビズムの要素がかなり強い作品だと思いました。どこから観ればいいのか色々な角度から観てみましたが全くわかりませんでした。トランペットらしさを覗かせる要素として先の広がる筒が有っただけで、他はトランペットを思わせるものは見当たりませんでした。観る角度によっては人の頭を思わせるところもあったのでトランペットを吹いている様子かもしれません。
他にも「立つ人」などの大きな作品が目立っていました。いずれも抽象的な面白い作品が並びました。
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