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2005年04月14日
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何であれば意訳し、何であれば直訳するか、
どうやって決まるか、みなさんご存知ですか?

答えは、「当事者の個人的な好み」です。
最終的には、その翻訳作業に関わっているなかで立場が一番上の人の胸三寸、
というのが現状です。
ですから、法則も普遍性も再現性もありません。
しかも、その立場が一番上の人は「英語ならわかる」程度で、
翻訳のことなど全くわかっていないことが多いのです。


もちろん、個人の好みで商品を選ぶことも当然あります。
ただしそれは、商品そのものの完成度に何の問題もないときに言えることだと思います。

直訳調で訳すよう指示されて、その通りにしたら、
それでは意味がわからないと言われ、
意訳気味でもいいと言われて、その通りにしたら、
原文にはそんなこと書いていないと言われる。
翻訳の仕事をしていると、そんなことが往々にしてあります。

そうやって、翻訳者の上手い下手の烙印が、
絶対的な価値基準ではなく、
翻訳者本人が見も知らない校閲者やクライアントの個人的な好みによって、
しかも反論の機会を与えられないまま、


おかしいでしょ? そんな世界。

どんな言語も、決まったルールに従わなければ伝わらないものなのに、
そこに介在する翻訳に決まったルールがないなんて。
だから、「意訳」か「直訳」で考えるのは間違っているのです。

意訳か直訳かに振り回されてきた方や、

いわれのないクレームをつけられて、もやもやとしたものを抱えてきた方なら、
ページトップ で紹介している本の「情報量理論」に、
その答えを見つけることができると思います。






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最終更新日  2005年05月12日 10時06分59秒
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