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【本日の一冊】十八の夏「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、誰かを殺さなければとてもこの気持ち、収まらないと思った」―切なすぎる結末が、最高の感動をよぶ物語。第55回日本推理作家協会賞を受賞し、「2003年版このミステリーがすごい!第6位」にもランクインをした珠玉の連作ミステリー、待望の文庫化。光原さんの作品は初めて読みました。花をモチーフにした4編は、どれも「不器用な恋心」を描いたミステリー。ミステリーとしては どうかな?という感じもしますが、楽しめました。この作家さんの長編を読んでみたいですね~
2007年05月26日
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【本日の一冊】みずうみひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ?伸び縮みする時間の中で、渦巻き、落ちていく―2年ぶりの長篇小説。本書は、これまで実在の場所が特定される小説は書かなかった著者が初めて具体的な地名を書いている、というので購入してみたのですが、地名だけでなく、個人名もバンバンでてきます。 (名前こそ出さないもののブラッド・ピット夫妻も登場!)しかも「慎二」「園子」…って、著者と奥さんの名前!?気になったので調べてみたら、第一章(みずうみの村の話)執筆後に、実際に著者夫婦に起きた出来事が第三章(慎二、園子、ボニー、ダニエルの話)で扱われているようです。第二・三章が第一章と趣きが違うのも、そういう背景にあるのかもしれません。私小説的な第三章を含んだ本書、満ち引きする水のイメージの中に「生命」を感じる一冊でした。が、私としては第一章のような雰囲気が好きなので、あまり作風が変ってほしくないような気も。次の作品が待ち遠しいです。
2007年05月20日
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【本日の一冊】イッツ・オンリー・トーク引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候―遠い点と点とが形づくる星座のような関係。ひと夏の出会いと別れを、キング・クリムゾンに乗せて「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作。高崎での乗馬仲間との再会を描く「第七障害」併録。サクッと読める一冊でした。↑の内容をみると、登場人物がすごいのだけれどすごい展開には なっていかないところがいい(笑)絲山さんは、ものすごく好き という作家ではないのですが、なぜか、たま~に手にしたくなるのが不思議。
2007年05月18日
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先日ポチったアンティーク調ビスクドールが届きました こんな感じ。とてもかわいらしいお顔をしています 画像より実物の方がかわいいです♪しばらくお部屋に飾っておこう
2007年05月17日
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【本日の一冊】町でいちばん賢い猫人間なんかに殺人犯はつかまえられないわ。人口三千人の町で起きた凄惨な連続殺人事件に、トラ猫ミセス・マーフィは意気込んだ。静かな町を脅かす殺人犯を放っておけば、飼い主の女性郵便局長ハリーまで命を狙われてしまう。ミセス・マーフィは自慢の鼻を武器に、相棒のコーギー犬ティー・タッカーとともに事件の調査に乗りだした!キュートな名探偵トラ猫ミセス・マーフィの心温まる活躍。楽しさいっぱいの新シリーズ。 こんな表紙。ねこ好きにはたまりませ~んこのネコちゃんが、相棒のワンコと一緒に事件を追っていく…といっても、実際には飼い主のハリーが解決するのですが、トラ猫ミセス・マーフィたちの行動がなんともいい味を出しています。また、本文中に動物たちが語る内容に、はっとさせられる部分もありました。楽しめました
2007年05月17日
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【本日の一冊】年下の女友だち恋に揺れ、結婚に悩む女たち。現代の恋の悩みを描き切る待望の短編集。【目次】七美/かおり/こずえ/葉子と真弓/いずみと美由紀/実和子/沙織/日花里 著者は実際の女友だちに「ヒントはもらっているがモデルはいない」としていますが、この「ヒント」というのが曲者ですね。本書に登場する女性たちは、いかにも実在しそうな、それでいてどこか創られたような…という感じなのです。女性の人間関係の中でよくみられる感情などが、うまく表現されていると思います。帯に 「若い女であるということは、それだけでせつない」 とありましたが、若くない女の方が、かなりせつないんじゃないか? と思ったりもいたしまして…(笑)冗談ですから。林先生、怒らないでね(^^;)
2007年05月11日
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【本日の一冊】蒲生邸事件 (文庫版)この国はいちど滅びるのだ―長文の遺書を残し、陸軍大将・蒲生憲之が自決を遂げたその日、時の扉は開かれた。雪の降りしきる帝都へ、軍靴の音が響く二・二六事件のただなかへ、ひそかに降り立った時間旅行者。なぜ彼は“この場所”へ現れたのか。歴史を変えることはできるのか。戦争への道を転がり始めた“運命の4日間”を舞台に展開する、極上の宮部ミステリー。久々に宮部作品を読みました。 タイムトラベラー物も宮部みゆき氏が描くとこうなるのか!という感じ。おもしろかった 二・二六事件にあまり詳しくない私でも楽しめましたhamutan評価
2007年05月08日
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【本日の一冊】怪しい来客簿「私が関東平野で生まれ育ったせいであろうか、地面というものは平らなものだと思ってしまっているようなところがある―門の前の青春」「亡くなった叔父が、頻々と私のところを訪ねてくるようになった―墓」独自の性癖と完成、幻想が醸す妖しの世界を清冽に描き泉鏡花賞を受賞した、世評高い連作短篇。色川氏の作品は初めて読みました。著者が、「麻雀放浪記」を書いた阿佐田哲也であることも初めて知りました「麻雀放浪記」も読んでないからなぁ~。で、本書ですが、面白かった一見いかにも現実にあったことを描いているようにみえる不思議な人物や出来事。事実ありのままのようであって、そのまま白昼夢か悪夢のよう なのです。川上弘美さんが「この三冊」と紹介した幻想譚のひとつであるのも肯ける一冊でした。
2007年05月07日
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今朝のひとぽち みずうみこれまで実在の場所が特定される小説は書かなかった著者が初めて具体的な地名を書いている、という本書。気になるのでポチってみました。『ポーの話』もまだ読んでいないのだけれど… こっちは文庫待ちしよう。
2007年05月06日
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今日は地区のお祭りで、なんだかんだと一日が過ぎてしまいました。お客様もさきほど帰られて、ようやく一息。なんか甘いものでも食べたいです。 こんなのとか… こんなのとか…あ~、でも冷蔵庫には何も入っていない…コンビニスイーツでも買ってこようか…
2007年05月05日
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