ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 1, 2006
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 近所でお祭り(村おこしのイベント)が催された。学校を開放し、アメリカ開拓や建国の歴史とか、著名な地元の出身者について学んだり、あるいは、 公園で講演 を聞いたり、屋台(アイスクリームおじさん)が出没したり。

 我々トリオのグループは、この祭りの「音楽部門」において大トリを務めるハメに。演奏した曲目は以下のとおり。

前半 - 第一バイオリン(僕)、第二バイオリン(デビー)、チェロ(エレン)
  アンテス*: 弦楽三重奏曲第一番 Es (全3楽章) - *地元出身の作曲家
  バッハ: 二つのバイオリンのための協奏曲 d (1楽章)
後半 - バイオリン(僕)、ビオラ(デビー)、チェロ(エレン)
  ビバルディ: バイオリン協奏曲 a Op3-6 (1楽章)
  ハイドン: ディベルティメント D (全3楽章)

(アンコール) ロバーツ: ジャンクマン・ラグ

 後半の1曲目に、ビバルディのバイオリン協奏曲イ短調を三人だけで弾いてみた。僕が独奏のパートを弾いて、ビオラとチェロがそれぞれ合奏のトゥッティのパートを弾くという簡易版。みんなで ジャカジャカ 弾くビバルディも嫌いぢゃないけど、シンプルなミニマル・ビバちゃんも意外にウけた。
 今回の選曲についてはもめたが、「飽きの来ないプログラムで良かった」と聴衆の方がたに言われ、ひと安心。(ほめ言葉、として受け取ったけど。)
 ベートーベンのトリオが意外に好評だったのは実に嬉しい限り。でも、こんなコ難しい曲を人前で弾くのは 金輪際 避けたい(笑)。

 時代を超越して楽しく演奏できた本番だった。建国前に建てられたという村随一の教会内のチャペルで弾いたのだけど、外は蒸し暑いのに中はひんやりしていて、非現実感を助長していた。
 実際、建国当時の衣装を着てイベントに参加してる コスプレさん たちもいたし。

 余談。
 今日のリハーサル(ゲネプロ)について。
究極の選択 だったけど、僕が選んだのはサッカー(笑)。他のメンバーにご理解いただいて、リハの会場で強引に最後まで観戦させていただいた。
 そのせいで練習時間が減ってしまって共演者には迷惑かけたし、これで本番で失敗したら全ては僕のせいってことになるんだろうなー、と思ったので、本番は一層気合いを入れて弾いた。
 (もうひとつの準々決勝フランス/ブラジル戦も観たかったけれど、そうなるとゲネプロそのものをキャンセルしなきゃいけなくなるので、泣く泣く諦めた!)





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最終更新日  Jul 3, 2006 05:00:03 AM
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