ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 6, 2008
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「三度下がってピアノの影踏まず」

 近所に住むバイオリン弾きマリリーからは、「いつかモーツァルトのバイオリンソナタを一緒に練習しましょうね」とずーっと前から言われてました。ついに今夜実現。

 なんと僕はピアノの担当です。せっかくのお誘いだし、自分なりにマジメにさらって参戦しました。

 特にテンポを維持することを心がけて合わせました。いやぁー、楽しい楽しい。

 今さらながら大発見。モーツァルトのバイオリンソナタって、主役はあくまでピアノ。バイオリンは単なる脇役に過ぎないのであります。
 前からうすうす感じてたこととは言え、今日ついに確信。この K305 は特にそうです。

 例えば、この遠慮しがちなバイオリンの動き。ピアノに隠れるようにオクターブ下、あるいは三度下で奥ゆかしく。しかも音量も抑え気味。

k305_1.JPG
 (↑最初の部分、なんとなく 二台ピアノのソナタ K448

 後半(2楽章)の変奏曲なんてもっと顕著、ピアノの独壇場です。バイオリンはちょこっと合いの手を入れるぐらい。

 今まで何年ものあいだ、数多くのモーツァルトのバイオリンソナタを律儀に バイオリンで さらってきた僕ではありますが、その苦労は一体何だったんでしょうか……(笑)。

 というわけで、方向転換ご決定! モーツァルトのバイオリンソナタに関しては、これからはピアノパートのほうを練習することにいたします。
 一緒に合わせてくれるバイオリン弾き募集中です。ただし、忍耐強い人に限らせていただきたく。





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最終更新日  Aug 9, 2008 11:44:20 PM
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