ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 28, 2008
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「ダンスはうまく踊れない」

 ボロディン2番を合わせるのは今年に入って三回め。そろそろ曲を理解できてもいいはずなのに、あいかわらず苦戦中。やっぱり好みの問題か。あるいは相性? (Vn1 自分、Vn2 ピーター、Va カリン、Vc ボブ)

 練習の成果が上がってきてるどころか、ここに来て振り出しに戻ってるよーな……。

前回(七月)の練習 の様子を実は録音しておいたので、それを聞いて復習しようとしたら唖然呆然。音程もリズムも最悪だし、音色にムラがある。とてもじゃないけど聞けたもんじゃない。激しく自分を責めるほかない。

 開き直って言い訳させてもらうと、ボロディンって、旋律の美しさは万人の認めるところだろうけど、すごく歌いにくい。なんだか不自然。おそらく彼自身は弦楽器を全く弾けなかったに違いなく。←自分勝手な推測

 具体的には、スラー付きで四度とか五度で音が飛びまくるのがイヤ。音色を統一するために強引に一本の弦で弾きとおすべきか、あるいは無理せずあっさり移弦すべきか悩む。モデラート系の微妙なテンポだとなおさら。

borodin no2_1.jpg

 2楽章スケルツォのメノモッソ部分も同様。ひたすらスラー付き跳躍。


borodin no2_2.JPG

 4楽章も好きになれない。盛り上がりかたがやっぱり中途半端。

 そう考えると、この曲の3楽章ノクターンは際立ってる。楽器間の均衡がイマイチではあるものの、適度にメリハリがあって救われている。ザ・名曲!





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最終更新日  Oct 1, 2008 10:30:21 AM
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