ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 8, 2010
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 そーいえば、「世界で最も長いビオラジョークは?」というなぞなぞがありました。正解は「イタリアのハロルド」。

 で、ふと思い出しました。僕らビオラ好きにとっては屈辱的なことに、オケ曲のくせしてビオラパートなしで書かれてる曲がいくつかあったよーな。
 すぐに思いつくのは、 モーツァルトのミサ曲ハ長調「戴冠式」K317 。ほかには、 ハイドン(レオポルド・モーツァルト)の「おもちゃの交響曲」 もそうだし、 ロッシーニの弦楽のためのソナタ とかも。
 バッハの声楽つき宗教曲も、弦のなかでビオラだけ出番なしという曲がけっこう多いはず。

 むしろ逆にバイオリンのない曲、つまり、嬉し恥ずかしビオラが弦の最高音を担当する曲のほうが目立ちます。 バッハのブランデンブルク協奏曲6番 ブラームスの管弦楽のためのセレナーデ2番 。ヒンデミットとかシュニトケとかもそんな編成でよく書いたという噂を聞いたことがあります。

 面白いのはレクイエム。フォーレのそれ及びブラームスの独レクが、ともにバイオリンパートを軽視して書かれてます。ときどき思い出したようにちょこちょこ出没する程度。

 バイオリン対ビオラの闘い、まだまだ当分続きそうです。←勝手に白黒つけたがってるし











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最終更新日  Feb 9, 2010 10:54:38 AM
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