ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 13, 2010
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「夜の唄」

 楽しい週末だった。というのも、毎月バイオリンソナタの練習につきあってくださるピアニスト(セスさん)の主催する室内楽祭りに参加。いろんな人といろんな曲をひたすら弾きまくったわけで。

 なんとブルッフの室内楽曲に初挑戦。クラリネットとビオラとピアノというビミョーな組み合わせの三重奏。全部で八曲あるうちの、今回は後半の四曲を。

 存在自体はなんとなく知ってた曲ではあるけど、聴くのも弾くのも初めて。頻繁に転調するし、ト音記号とハ音記号を激しく行き来する。何かとオロオロしてしまう僕を見て、クラリネットのスティーブ氏はイライラしてるご様子。
 とにかく慣れないことばかり。ピアノの音とクラの音が同時に聞こえてくるだけで既にヘンな感じがするし、とにかくこの曲におけるビオラの立ち位置がつかめず戸惑う。
 自分が主演なのか助演なのか低音注意報なのかがわからない。つまり、普通のトリオ(pf、vn、vc)でいうところのチェロの役割ともどうも違うらしく。

 曲自体はすごく甘くてロマン派。隠れた名曲だと思ったし、ブルッフ自体が隠れた室内楽作曲家。
 副題のついてる曲もある。5曲め「ルーマニアの旋律」と6曲め「夜の歌」。

*****



 この第6曲の譜面には、Nachtgesang と書かれてて、その下にさらに Nocturne ともある。夜想曲?

 夜に関わる音楽って一般にいろいろあったよーな気がするので、これを機にちょっとまとめてみようかと。


  Chanson du nuit(エルガーの小品「夜の歌」)
  Lullaby(子守歌)
  Berceuse(子守歌)
  Serenade(小夜曲)
  Nachtmusik(夜の音楽)
  Nocturne(夜想曲)


 言語がバラバラだから単純には比較できないけれども、曲調もバラバラ。激しい曲もあれば暗い曲もあるし、かわいらしい曲だったり元気な曲だったり。







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最終更新日  Feb 16, 2010 09:39:26 AM
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