ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 3, 2010
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「少年時代」

 今日はピアノ四重奏として集う。マーラーの遺した(たぶん)唯一の室内楽曲を初見で取り組んでみた。Vn ローラ、Va 僕、Vc ジェーン、Pf セス。

 これがあのマーラー大先生?というぐらいに拍子抜け。10分ちょっとの小品。簡単。16歳ごろの習作らしく、ま、この後あれらの交響曲群が生み出されていくことを思うと興味深い。マラ様って、普通は百人とか「一千人」とかで弾くべきであり、たった四人でちまちま弾くこと自体感動的ですらある。

 二拍子と四拍子を行き来し、ピアノはひたすら三連符。

 交響詩のような情景音楽っぽくもあり、アンコール用あるいは映画音楽に適してそう。バレエ音楽としても使えるはず。最後のバイオリンに出てくる一瞬のカデンツァ(なかなかかっこよい)の箇所で、主人公を劇的に自殺させて終わる、ってのもよろしいかと。←昼メロの観すぎ?





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最終更新日  Jul 4, 2010 07:48:46 PM
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