ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 24, 2010
XML
テーマ: Cello♪(482)
 先日、メリケンカルテットを弾きました。


dvorak american cello.jpg

 ややこしいことに、ここはそのままト音記号の実音で弾くわけぢゃなくて一オクターブ下げて弾きます。ってゆーか、ふつうの作曲家は、チェロに高音が出てくる場合はハ音記号(テナー記号)を使うはず。ドボ氏はちょっと変わった作曲家、と言えましょう。

 チェロ譜に出てくるト音記号と言えば、去る五月にオケでベートーベンの合唱幻想曲とかいうのを弾いたときの話。あの曲には一瞬だけ首席の独奏による弦楽四重奏の部分があるのですが、チェロはト音記号で書かれてます。

chroal fantasy quartet.jpg

 これをもし実音で弾くとなると、ビオラやセカンドよりも高音になってしまうし、かと言ってドボルザーク流にオクターブ下げることを前提にするってのはベト氏らしくない。いずれにせよ不自然、不可解。指揮者とチェロ首席氏と野次馬連中(←ワタクシ)らで大論争になりました。

 ま、ヘ音記号、ハ音記号、ト音記号の三つ全てを自在に読めなきゃチェロ弾きは勤まらないってことなのでしょう。ご苦労さまです。


<追記>
 僕なんて、けっこう長いことビオラを弾いてるけれど、いまだにハ音記号(アルト記号)には慣れません……。

c clef shirt.jpg←最近気に入って着てるTシャツ(笑)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jul 27, 2010 06:58:19 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: