ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 11, 2010
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「鷹の爪」

 先月に引き続きギター五重奏の練習の二回め。デイビッド(ギター)、僕(第1バイオリン)、ジーン(第2)、エレン(ビオラ)、マーディ(チェロ)。今回もカスタネット奏者を調達できず、フラメンコ風の味付けをするのは断念。

 今日の練習では、テンポをやや速めてみたのと、特に楽譜上の強弱を確認しあった。この曲って、なぜか強弱記号がパートによってバラバラ。楽譜の間違いなのか作曲家の意図なのか、結局僕らは解明できず。

 それにしても、ギター弾きと遊ぶのはとても新鮮。そして彼自身もまた弦楽四重奏と練習するのが初めてなんだそうで、互いの楽器の特性を説明しあったり、アンサンブルのコツなどを伝授しあったりして、なかなか意義のある練習となった。

 例えば、この曲のギターパートには、ラスゲアード奏法とかいうのが登場する。僕は初めて聞いた言葉だけれども、デイビッド氏の解説によると、指の腹ではなくて爪でジャラランと一気に鳴らすフラメンコギター特有の奏法なのだそう。曲の印象がガラリと変わる。実にかっこよい。

 この奏法に限らずクラシックギターを弾く人は右手の爪の手入れがとぉーっても重要なんだそうで、長すぎてもダメ、短すぎてもダメ、さらにはどんなに酷使しても耐えうるような強靭な爪が必要なのだとか。








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最終更新日  Nov 13, 2010 10:15:08 PM
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