ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 18, 2010
XML
trio.jpg共演者のヘンリー(ピアノ)とエレン(チェロ)

 友人と共催させてもらったピアノ三重奏の演奏会が無事に終了しました。今は充実感でいっぱい。

 この数ヶ月、密かに準備を重ねてきました。バイオリンさらうだけで既に忙しいのに、練習日程の調整も難航したし、演奏面でも運営面でも各方面といろいろ対立しました。共演者のギャラの交渉、曲/曲順/楽団名決定、チラシ製作、プログラムノート執筆、客集め、舞台設営など、演奏会の開催がこんなにタイヘンだったとわ。

 当然ながら本番直前は激しく緊張しましたが、いざ弾き始めてみると楽しく弾けました。というのも、完ペキな選曲↓に救われた感じ。


  L.バーンスタイン: 「アメリカ(ウェストサイド物語)」
  S.ジョプリン: 「エンタテイナー」
  J.ハイドン: ピアノ三重奏曲 HobXV25「ジプシーロンド」
  J.ブラームス: ハンガリー舞曲6番
  E.サティ: 「ジュトゥブー」
  P.チャイコフスキー: 「花のワルツ(胡桃割り人形)」

    <休憩>
  (ピアニストの独奏) F.ショパン: 幻想即興曲
  (ピアニストの独奏) M.ラヴェル: 「夜のガスパール」より「オンディーヌ」
  W.A.モーツァルト: ピアノ三重奏曲4番変ロ長調 K502 (全楽章)



 しょっぱなからイケイケドンドンなメリケン音楽を二曲もぶっぱなしたことで、自分でも吹っ切れたし、愛国心に満ち溢れた聴衆さんの心をつかめたような気もします。

 そのあとは、ジプシー音楽だの、おフランスだの、おロシア国クリスマス風味だの。要するに、この演奏会のお題は「 兼高かおる、世界の旅

 演奏面で課題は残りましたが、最後に聴衆の皆さんが総立ちで拍手を送ってくださって大感激。最前列に座ってた足の不自由なおじいさんまでも必死に立ち上がろうとしてるのを見て、涙が出そうになりました。

 ここまでどっぷりと参画して演奏会を敢行したのは生まれて初めてだったので、いろいろと勉強になりました。

trio2.jpg終演後、会場のポスターをこっそり盗もうとしている筆者






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Nov 23, 2010 07:53:40 PM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: