ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 12, 2011
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「Just DO It」

 今日はカルテットの練習をした(ファースト:自分、セカンド:ジョアナ、ビオラ:エレン、チェロ:マーディ)。お題はなんとラズモフスキー3番。

 いやー、難曲。ベートーベンって、交響曲の第一バイオリンはそんなに難しくないのに、カルテットとなると全く違う。

 この曲のすごいところは、かなり堅実な古典コテンな曲作りがされてるはずなのに、ド派手で自由奔放で個性的という雰囲気をムンムン漂わせている点。曲の途中で、あるいは楽章間で大げさに調が変わったりしないし、複雑な奏法を要求してるわけではないのに、なぜかイマドキで超かっこよい。

 音域も幅広く、伴奏部のリズムも工夫されてる。真の名曲というのはこうゆう曲のことなわけで。

 ファースト弾いてて気づくこと。全四楽章とも超高音のドが出てくるのだけれども、このドの登場のしかたが毎回すばらしい。ここぞというときに頂点音として出てくる。フォルテでガン弾きの場合もあれば、ピアノでしっとりのときも。
 直後に開放弦(かつ最も低い音)のソを持ってきてくださったりと、ベト様なりの気配りにも泣けてくる。








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最終更新日  May 14, 2011 07:13:49 PM
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