ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 19, 2011
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「弾き逃げ容疑」


 楽器商(兼セロ弾き)ボブおじさんを訪ねました。
 新作やオールドがずらりと並んでおり、うちビオラ一本をその場で試奏させていただくことになりました。ぼくが普段使ってるのよりひと回り大きい楽器。

 ってゆーか、実際に室内楽で遊びました。氏の紹介で今回知り合ったアンドリューPfとカルバンVnとともに、ブラームスのピアノ四重奏曲1番。

25 a.png

 この曲、やっぱし重音多すぎ。指づかいを工夫すれば弾けなくはないだろうけれど、この巨大ビオラでは重音が上手く鳴らせない(言い訳)。結局はテキトーに単音だけ弾いて、目の前の現実から逃げまくる。

25 b.png

 ブラームスの室内楽でのこうゆう強引な重音攻撃は、彼の後期作品では解消されてるという分析もあるらしいけれど、ぼくがビオラ譜を見る限りあんましそうゆう印象はない。
 そもそも、世の中のビオリスト様たちってば、ほんとに全部の音を律儀に弾いていらっしゃるものなのか、思わず疑ってみたりして。




 さて、カネがあったなら、そして腕も指も長くて体力があったなら、巨大ビオラを購入したいとも思ってるのです。ま、今回は激しく試奏させていただきつつも、あっさり返却、さっさと退散いたしました。






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最終更新日  Nov 21, 2011 01:22:33 AM
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