ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 18, 2013
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カテゴリ: 映画、テレビ
「うーん、マンダム」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星)

 Lディカプリオ主演「ギャツビー」を鑑賞した。日本では来月公開。
 原作は米文学の最高傑作だか言われてるらしいけど、ぼくは読んだことないし、1970年代にRレッドフォード主演で映画化されたのも観てない。何の予備知識もないままいきなりこの映画を観た。

 で、一緒に観た人たちのあいだでは評価が真っ二つに分かれた。若人のあいだでは好評。お年を召した方々には不評。
 で、ぼく個人としての感想は、うーん、いまいち(=不評)。やはりぼくはもう若人ではないわけで。

 ディカプリオさんら役者陣は名演なのだけれども、そもそも配役そのものがずれてるよーな。
 CG映像が凝りすぎて、音楽も乱用するあまり、登場人物の心理状態に踏み込みたくとも表面上の演出に混乱させられてしまう。良くも悪くも、原作をじっくり読んでみたいと思わせる作り。
 要するに、謎めいたお金持ち男子の純愛物語、という認識でいいのであらうか。それとも、原作はもっとおカタいのであらうか。

 時代考証がずれてるように思う演出があった。舞台は1920年代のはず。宴の場面で楽団がガーシュイン「ラプソディー in ブルー」を演奏してたけれど、ぼくの記憶が正しければ、この曲がオケ化されたのは1940年代ではなかったか。ほかにも、登場人物の着てる服とか言葉遣いとか、なんか違うよーな。

 最後のほうに、ディカプリオ「タイタニック」の一場面を髣髴させる演出があって、ニヤリとさせられるし。






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最終更新日  May 21, 2013 06:46:12 PM
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