ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 2, 2016
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「アレクサンドル・テクニーク」

 今日は久しぶりにA.ボロディンの2番を。Vn1 ぼく、Vn2 Yさん、Va Nさん、Vc Eさん。

 この曲の難しさは、ずばり運指と運弓。よどみなく流れるように旋律を弾くためにはかなり計算して指と弓を決めなければならない。音程と音色に全てがかかってるわけで。
 「ワタクシ、幼い頃からバッハやビバルディ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスとかで演奏技術を培ってまいりましたぁっ」とかいうのがこの曲にはあんまし活かせない。ひとクセもふたクセもあって、ゼロから練習しなおさなきゃいけないというか。そのうえ、せっかく演奏し終えたあとの達成感もビミョー。

 クセのある作曲家という意味ではチャイコやドボルザークに近いのかもしれないけれど、ボロディンの旋律美はキャラが異なってて不思議系。

 基本的にはかっこよい曲だし、若い頃はぼくも大好きな曲のひとつだったけれど、今となっては、無理してまで弾くほどの名曲とも思えなくなってきた。歳月とともに好き嫌いが変わるのは仕方のないこと、と割り切ってみたりも。





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最終更新日  Feb 4, 2016 01:19:20 PM
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