ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 14, 2016
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カテゴリ: 映画、テレビ
「神対応」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 ついにこちら米国にもゴジラ様ご上陸。特別上映会に行って参りました。会場はほぼ満員。制作に関わったという米国人の舞台挨拶もありました。

<感想>
 配役がビミョー。日系三世米国人かつ敏腕政治家の役を演じてたのが、英語の発音もイマイチな日本人のお若くてお美しい女優さんで、浮きまくり。この映画には女性が三人しか登場せず、ほかのお二人が素晴らしかっただけになおさら残念。
 首相を演じた男優さんも、指導者としての雰囲気に乏しく頼りなさすぎ。
 と、いろいろ文句を言いつつふと冷静になってみると、これは制作側が狙ったことなのかもしれないとも思ったり。この映画って、別に災害ドキュメンタリーでも恐怖映画でもなく、こてこての娯楽映画。楽しまなきゃ損。首相が死んでももはや誰もパニクらず淡々としてるとこなんて、皮肉たっぷりで笑える。
 どこまで国際市場を意識して制作されたのか知らないけど、良くも悪くも日本人の日本人による日本人のための映画って感じ。ガイジン目線でこの映画を観ると、日本を訪れるのはヤバそうなのでやめとこうという感想を持ってしまうかも。先述のように、政府関係者に女性がほとんどいない不思議な国じゃぱん。
 ちなみに、実際に言及されてたように、ゴジラって、英語圏ではGodzillaなわけで、名前にGodが含まれてることで神がかったものを感じている英語話者は多い。単なる巨大生物として敵視するには心理的に罪悪感をおぼえ、むしろ何かの象徴として畏敬の念を持って対応すべきと思わせる見事なお名前。

 劇場内の観客の大半は白人男子さん。皆さんあまりの字幕の多さと速さにお疲れのご様子だったけど、本編が終わり主題曲が流れはじめると一緒に歌っちゃうゴジヲタさんもいて、なんか微笑ましかったわけで。





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最終更新日  Oct 15, 2016 08:03:52 PM
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