ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 1, 2020
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カテゴリ: 映画、テレビ


 現ローマ法王(教皇)と前任者との、当時の確執や奇妙な友情関係を描いた映画を鑑賞。

<感想>
  • 映画の冒頭に、いきなりコンクラーベ(教皇選挙)の結果を示す煙を出す場面があり、煙の色を白にしたり黒にしたりする手法が明かされて興味深く観られた。
  • ジョナサン・プライスの演技が素晴らしかった。3か国語(スペイン語、イタリア語、そしてスペイン語訛りの英語)を上手く使ってたし。
  • アンソニー・ホプキンスもお見事だったけれども、プライス氏の役ほど難役とも思えず。てか、ドイツ訛りじゃなさすぎて、あんましドイツ人に見えなかった。ピアノを弾く場面はさすがにおじょーず。←確か彼のピアノの腕前はすごいらしい
  • 二人のご高齢男子がひたすら静かに対話、交渉する場面が続くため、下手するとかなり退屈になるかと思いきや、歴史的建築物内をいろいろと動き回ったりして映像的に楽しめた。撮影力が素晴らしい。
  • 実話と虚構が半々ぐらいらしい。2014年のサッカー世界杯の決勝戦ドイツ対アルゼンチンを仲良く一緒にテレビ観戦、っていう場面はさすがに脚色で加えられたんだろうけど、それはそれでいいんでないかと。
  • そーいえば、 ナンニ・モレッティ監督「ローマ法王の休日」 ​という作品があったのを思い出した。あれよりも本作のほうが上。





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最終更新日  Jan 3, 2020 09:26:18 AM
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