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パスポート取得

その国のパスポートで出入国をすることが基本ですので、現在両方持っています。それぞれご紹介します。

*アメリカのパスポート取得
アメリカでのパスポート取得は比較的お手軽です。
最寄の郵便局に行って申請用紙をもらうこと、出生証明書を市役所で発行してもらうこと、写真を撮ること。
以上の3点がまず必要です。
出生証明書はアメリカで出産した場合、産院で出生届を出す時に記入欄がありますのでついでにもらっておくことを
オススメ。
写真は近所のCVS(ドラッグストア)などで撮ってくれます。

郵便局に申請用紙をもらいに行ったら、ついでに面接の予約もしましょう。

実はアメリカでは未成年のパスポートを申請する際には両親の面接が行われます。これは国際結婚の夫婦が離婚する際に、
片方の親が無断で子供を海外に連れ出すことを防ぐためです。きっとこういうケースが多いんですね。決して難しい質問は
されません。両親さえそろっていれば、申請書類を確認して不備があれば手伝ってくれます。

手数料を郵便局で払えば完了です。(2005年6月の時点で＄82.90でした）
パスポートは自宅に郵送されてきますが
通常6週間かかります。アメリカから出国する日付から逆算しましょう。また、出生証明書を出生届と同時に申請しているなら、
体調が落ち着き次第とっておくこともオススメです。

*日本での申請

こちらは本当にお役所仕事ですのでちょっと詳しく。

まずお断りです。アメリカと日本の間では頻繁に手続き変更のやり取りがあるようです。
ここでは2005年9月末日に確認した手続きを書きますが、必ず一時帰国時滞在する都道府県の旅券課に電話で確認が必要です。
場合によっては担当者が度重なる変更を把握していないこともあり、ほかの都道府県での情報を鵜呑みに出来ないことが
多いです。

今回申請したお役所は　神奈川県の旅券課。申請と受け取りは必ず同じパスポートセンターで行わなくてはいけません。
また、日本に住民票がない場合は申請も本人が行うことが義務付けられています。赤ちゃんでも容赦ありませんので、
とにかく近いところをオススメします。(住民票がない人は本籍地とまったく関係ないところで申請できます。
住民票がある場合は、住民票のある都道府県が基本です。すごく遠い場合は住んでいる都道府県での申請が可能です)

必要なもの
・戸籍謄本、または抄本　1通　　発行6ヶ月以内のもの
・写真　1葉　規定のサイズあり、背景白。　赤ちゃんは写真館をオススメ
・健康保険証など日本での赤ちゃんの身分証明書
・アメリカのパスポート
・印鑑　書類に不備があったときの訂正印用
・申請する親のパスポート

★日本に住民票がある場合、はがきが1葉必要です。住民票がない場合、はがき省略になります。

以上をそろえてパスポートセンターへ行きましょう。

パスポートセンターではまず、申請書に記入をして写真を貼ります。赤ちゃんの場合には署名の前に
すべて『母代筆(もしくは父)』と記入します。

ここまで出来たら受付に並び、番号札と『一時帰国者居所申請書』をもらいます。
この書類は住民票が日本にはないけれど日本国籍を持つ人が必要な書類です。現在住んでいる国などを記入します。

さぁ、番号が呼ばれたら本人を連れて窓口へ。
書類を受け取ってもらえたら完了です。発行までに1週間待ちましょう。
受け取りの引き換え書類をもらって帰ります。

★申請には大人2人がベストです。いろいろな記入をしている間、赤ちゃんを抱っこしてくれる人がどうしても必要。
また、ベビーベッドはありましたが授乳室はありませんでした。(神奈川県、山下町にあるパスポートセンターの場合)　
所要時間は1時間くらいですが、往復も含め結構な時間かかります。可能ならば哺乳瓶などがあるといいです。

受け取りの日になったらもう一度同じパスポートセンターへ本人を連れて行きましょう。まず売店で収入印紙と証書を
買います。手数料などです。未成年者、5年パスポートの場合は総額5000円です。これを受け取りの引き換え書類に
貼ったら受付へ。
申請と違ってこちらはすごく空いています。
本人の氏名、生年月日を答えると渡してもらえます。

さて、ただしここで厄介な問題が。
アメリカのパスポートで日本に入国すると『外国人』として上陸が許可され、パスポートにQPコードを貼られます。
日本でパスポートが取れたらこのQPコードにそのことを登録しないで日本のパスポートで出国すると『不法滞在』となり、
向こう5年間入国を拒否されます。
日本のパスポートが取れたら移民局に行く必要があります。（が、今回はどうしても時間がとれなかったのでやむを得ず
アメリカのパスポートで日本を出国しました。だから移民局での手続きはよくわかりません。またこの手続きは
パスポートセンターで聞いても一切わかりません。管轄の省庁が違うので、ということでした)

以上、パスポート取得のレポートでした。
不明な点、未熟な点は掲示板や日記のコメント欄に書いていただけると嬉しいです。随時追記、更新をしていきます。

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