石ラーもどき研究会！

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2006年11月20日

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カテゴリ：石ラー「もどき」研究会

以前楽子さんから、ペンギン食堂の「石垣島ラー油」を頂戴して以来、これの旨さにはまってしまった私。おは♪ちゃんも同じ「病」にかかってしまった海外在住組。また、我々の絶賛の声に、未経験者の中にも石ラー熱が高まっているらしい。

またまた鍋の季節が巡ってきて、我が家の石ラーの無くなるのも秒読みに入った今日この頃。日本に住んでいれば、タイミングと運さえよければペンギン食堂の石ラーは、品薄ではあるけれどなんとか買えるはず。でも、現在海外発送をしてくれるところがないので、もしオリジナルを手に入れようとすると、日本にいるひとに頼んで送って（または持ってきて）もらうか、帰省の際に無理矢理手配して持って帰ってくるかしかない、哀しき我々海外在住組。
で　も　！
石ラーを作っている辺銀さんというのはもともと中国は西安の出身、ならば、彼のオリジナルである石ラーそのものはないとしても、似たようなものがアジアショップに並んでいたとしても不思議ではないではないか！というわけで、

（２）限りなく石ラーに近い具入りラー油を手作りする

という２つのテーマを追求すべく、ここに
「web上・石ラーもどき研究会」を設立しようではありませんか。
参加は自由、いつでもどこでも、海外だろうが日本だろうが、はたまた宇宙ステーションだろうが、ネットが使えればOK！ってのでいかが（笑）？いちおう、集会所にはうちのブログ使ってもらって、これはどう？！っての見つけたら（作ったら）その知らせを、関係のありそうなスレにでも掲示板のほうにでも書き込んで頂くってことで。とりあえず記事のカテゴリーに「石ラーもどき研究会」っての立てときますね。

メーカーは2月で製造終了。販売はこれが最後かも・・・・・・賞味期限2006/10/26　ハウス　ほん...

買いに行ってみると、１軒目「アジア・メ○ン」という、ドイツのアジアショップ界における大手のひとつには、なんと具入り辣油はひとつも置いていなかった（-_-;）。しかしここには、製造が中止になってこれ以上は絶対に出回らないハウスほんとうふが山積みになっていたのでとりあえず５箱購入。
２軒目は韓国人経営のお店。ここはお店の規模も小さいし、３店舗持っているとはいえベルリンローカルの企業で、韓国ものには結構強いが、中華系についてはやはりスタンダードなものしか置いていない。ここには李錦記の「潮州辣椒油」があり、あとは具無しの普通のしかない。この「潮州辣椒油」というのは以前 melocotonさんがギリシャに行った際 salahiさんにお土産に持っていったというもので、これはこれで美味しいけど石ラーとは全然違うものなのである。
これを買いたかったわけじゃない。本当ならば、これとは違うのを見つけて試してみたかったのだけれど、でも具入り辣油がこれしか売っていなくて、しかもこの日の晩どうしても具入り辣油が必要である、というジレンマにものすご～く迷ったけれど、結局はこれを購入。これに手を加えてみてもいいじゃない？

この日の鍋は、シンクロに載せたのとはちょっと変えて、お肉はターキーの胸肉に片栗粉をまぶしたものと、豚挽肉で作った肉団子。お野菜は白菜、ルコラ、葱。それに豆腐と太春雨と、ぴんうさちゃんからいただいた小ぶりの車麩。さらに、今年の５月に宮崎に歌いに行ったときに、宮崎出身である同級生まゆまゆ（在イタリア）のお母様が届けて下さった、と～っても立派な高級干し椎茸を戻して使う。これ、せっかくいただいたのに、ちょうど中国産の干し椎茸（これもまあまあ値段の割には立派）の在庫が大量にあって、これを使い切るまでは・・・と開けないで我慢していたのでした。それがようやく終わったので、今回が宮崎どんこのデビュー♪（肉厚で、まるで生椎茸かというお味でした。まゆまゆ＆まゆママ、ごちそうさま～♪）
ちなみにお豆腐は、まだミキサー買いに行ってないので、市販の豆乳から作った半手作りの木綿豆腐。

まず、まだホンのちょこっとだけ残っている正調石ラー＋ハレの塩で。
・・・旨いっ！当然だ。

次、「潮州辣椒油」とハレの塩。
・・・これ、melocotonさんも書いてるけど、かなりニンニクがきつい！これはこれで旨いじゃないですか。
でも、石ラーとは明らかに風味が違うんですよね。石ラーはここまでニンニクきつくないし。石ラーはもっと、薬膳的な香りと味なんですよ。

大豆油、水、乾燥ニンニク、唐辛子パウダー、
塩漬け唐辛子、醤油、塩、胡麻油、砂糖、
旨味調味料（イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム）
だそうな（中英独仏４ヵ国語で表示がありました。基本的に中国語から翻訳）。
ふむふむ、石ラーに入っている「中国山椒（四川胡椒、花椒）」は入ってないのね。ウコンも入ってない。黒豆味噌も入ってないぞ。
これは改造の余地がありそう。

もうひとつ、この「潮州辣椒油」と、エクストラヴァージンオリーブオイルに花椒（四川胡椒）を入れて弱火で熱したものをブレンドしたものを作っておいたのですが、これにいたる前に鍋の具が無くなりました（爆）。花椒はオイルの中でつぶし、これごと加えました。でも、あれだけものすごい量を食べたにもかかわらず、「潮州辣椒油」のパワーが強すぎて、このブレンド辣油を試すに至るまえに食べ終わってしまったのです・・・（-_-;）。
ちなみに、辣油だけを舐めてみた感じでは、「潮州辣椒油」そのものよりはずっとマイルドになっていて、花椒の風味も加わってなかなかイイ感じです。
足りないのはやはり、ウコンと島胡椒（ピパーチ）なのでしょう。これはやっぱり、スパイスを出来るだけそろえて手作りするしかないのか？！

そうそう、以前餃子の会をしたときにようこ家で使った辣油は、「油辣三丁」というもので、辣油の瓶の中に、大量の大豆とピーナツが沈んでいるもの。これはこれで旨いのだけど、方向性がかなり違うので石ラーの代用品としては残念ながらパス。でもコクのある美味しいラー油なので、これにスパイスを足して・・・というのはアリかも知れません。

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最終更新日 2006年11月22日 02時27分20秒
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■コメント

ほーっほっほっほっほっほっ！

おは♪ さん

アタクシを呼んだ～！？
石ラーもどき研究隊員、参加するザマスよ～～～♪ (2006年11月21日 04時00分08秒)